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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第三十七話 コンクリュージョン
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題ではない!」
スレイはさらに厳しい言葉で彼女に言い返す。
「私達を利用するというのか!仲間としてではなく!」
「仲間よ」
「何処がだ!」
「一緒に戦うね。それで充分じゃない」
「違う!」
スレイはセレーナの軽い言葉を否定する。
「そんなものは仲間ではない。仲間は!」
「だから止めるんだスレイ」
また彼女をアイビスが止めた。
「スレイも。いいね」
「アイビス、どうして」
「あんたがそう考えるならそれでいいさ」
アイビスは今度はセレーナに顔を向けて言った。
「けれどね。覚えておくんだ」
「何を?」
「復讐もいいさ。それで戦うのも」
アイビスはそれは肯定してみせた。
「けれどね。仲間はそれだけじゃないんだよ」
「そうなの」
「それをわかっていないのならいいけれど。だけど」
アイビスの目もここで厳しいものになった。
「裏切るのだけは。許さないからね」
「あたしはそんな人間に見えるのかしら」
「少なくともそう簡単には信用できん」
スレイが言ってきた。
「今の話ではな」
「まあいいわ。とにかく戦いは一旦はこれで終わりね」
「そうね。一応はね」
ツグミが彼女の言葉に応えた。
「バルマー軍は去ったし」
「けれど。まだいるよ」
アイビスがここで言う。
「ホワイトスターにね」
「そうだな。今度は彼等だ」
スレイも応えた。
「ホワイトスターを警戒しておくことにしよう」
「ええ、そうね」
今度の敵はわかっていた。彼等はネビーイームに目を向けていた。そのネビーイームではマーグがロゼの他にもメンバーを入れて話をしていた。
「そうか。君が来たのか」
「はい」
そこにいたのはラオデキアと全く同じ顔の男であった。だがその髪の色が違っていた。彼のそれは鮮やかな緑色であったのだ。
「エペソ=ジュデッカ=ゴッツォ」
彼はこう名乗った。
「銀河辺境方面軍に派遣されてきました」
「私もです」
彼の他にももう一人。赤い髪の女であった。
「アタッド=シャムランです」
「バルマーかわわざわざ来てくれたのか」
「そうです」
そのアタッドがロゼの言葉に応えてきた。
「宜しく御願いします」
「うん。それでは早速」
マーグは二人を前にして言うのであった。
「作戦行動に入りたい」
「一体どのような作戦でしょうか」
エペソが彼に問うてきた。
「今回は」
「色々考えたけれどこのネビーイームだけでは心許ないかも知れない」
彼が見たのはそこであった。
「それで他にも拠点を築いておきたい」
「拠点をですか」
「うん。まず月は外す」
それは今外した。
「外銀河方面軍が攻略に失敗している。だから」
「では地球ですか?」
「いや、地球ではない」
マーグはそれも否定した。
「ここは火星を狙いたいん
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