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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第三十七話 コンクリュージョン
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の程度か」
「戦力の再編成及び充実が必要だな」
キャリコはもうこれからのことを見据えていた。
「暫くは軍事行動は無理だな」
「そうだな。とにかく今は下がるか」
「そうだ。それではな」
こうして二人は下がった。それと共にバルマー軍も。撤退の間にもロンド=ベルの攻撃は続きバルマー軍は七割を超える損害を出して撤退した。かろうじてエイスの後詰で何とか戦場を離脱したのである。
「戦いは終わったね」
「戦いはな」
スレイはそうアイビスに応えた。
「しかしだ。聞きたいことがある」
「あたしもね」
二人のそれは同じであった。
「ツグミもそうじゃないの?」
「ええ。セレーナ」
ツグミがセレーナに声をかけてきた。
「貴女はどうしてあのバルマーのパイロットに敵対心を向けるのかしら」
「大した理由はないわ」
こう三人に応える。
「別にね」
「そうは思えないのだがな」
スレイが彼女に突っ込みを入れてきた。
「とてもな」
「そうだね。そういえばさっき」
アイビスも言う。
「隊長がどうとか言っていたわよね」
「セレーナ、貴女は」
「あら、聞いてたの」
三人の言葉に遂に応える。しかしどういうわけか明るい顔であった。
「まあ大体予想はしていたけれど」
「あんた、前は特殊部隊にいたんだね」
アイビスはそれをセレーナに問うのだった。
「それでここに流れてきた」
「そうよ。第十三特殊部隊」
セレーナはかつて自分がいた部隊の名前を出してみせた。
「知っているかも知れないわね」
「第十三特殊部隊っていったら」
ツグミはそれを聞いて驚いた顔を見せてきた。
「丁度私達がガンエデンとの戦いを終えた直後に全滅した部隊じゃない」
「そういえば聞いたことがある」
スレイもそれを思い出した。
「突然月で消息を絶ったのだったな」
「ええ、そうよ」
セレーナもそれを認めてきた。
「突然謎の赤いマシンの軍に襲われてね。あたし一人を残して全滅したのよ」
「そうだったのか」
「やっぱり」
「正直に言うわ」
セレーナはそれでも明るい笑顔であった。
「あたしはその敵を探す為にここにいるのよ」
「待て」
それを聞いてスレイが彼女に問うのだった。
「では私達を利用するというのか」
「ちょっとスレイ」
「いえ、アイビス」
止めようとするアイビスをさらにツグミが止めるのであった。
「そう捉えられても仕方ないわ。セレーナ」
ツグミも厳しい顔でセレーナに問うのであった。
「今のはそういう意味なの?」
「そう捉えてもいいわ。あたしにはあたしの戦いがあるのよ」
セレーナも平気な顔で三人に言葉を返す。
「けれどね。やることはやるから」
「やることは」
「ちゃんとロンド=ベルで戦うわ。だから別にいいでしょう?」
「そんな問
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