暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第三十七話 コンクリュージョン
[11/17]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
裕の顔でエルマに言葉を返す。ダメージを受けていても彼女は普段のままであった。
「だから慌てないの」
「けれど!」
「ラカッド=ヴェ=ヤラーーーーーッ!」
その剣で斬りつけてくる。スペクトラはこの一撃で完全にセレーナを屠る気であった。
「セレーナ!」
「よけろ!」
後方で他の敵と戦うアイビスとスレイがそれを見てセレーナに叫ぶ。彼女達の横ではクォヴレーがまたキャリコと戦っている。
そのセレーナにキスペクトラの攻撃が迫る。だがここで不意にセレーナのソレアレスの姿が何処かに消え去ってしまったのである。
「!?何処だ!」
スペクトラは攻撃をそれでかわされ慌てて周囲を見回す。だがセレーナの姿は何処にも見えないのであった。
「くっ、逃げた!?違うな」
「言っておくけれど」
ここでそのセレーナの声がした。
「いたか!」
「いるわ。けれどね」
またスペクトラに対して言うのだった。
「姿を見せないといけないってルールはないわよね」
「隠れているというのか」
「それはあんたも知っている筈だけれど」
またセレーナの声が言ってきた。
「あたしは特殊部隊よ。隠れるのもまた流儀の一つよ」
「戯言を。それで私を混乱させているつもりか?」
「だとしたらどうするのかしら」
あえて軽い調子でまた声をかける。
「また攻撃を仕掛けるの?」
「レーダーにも反応がない」
スペクトラは己のマシンのレーダーを見て呻く。
「何処だ、何処にいるのだ」
「ステルスだね」
「そうね」
ツグミはアイビスの言葉に頷く。二人にはそれはわかった。しかしだ。
「だが。これは」
スレイがここで言う。
「これだけのステルス性能ははじめて見るぞ」
「そうね」
ツグミは今度はスレイに答えた。
「デスサイズヘルカスタムやブリッツガンダム以上の」
「だとしたら。かなりの性能だな」
「それだけじゃないわよ」
またアイビスに応える。
「それを使いこなせるセレーナも。凄いわ」
「そうだね。そういえばあたし達はあいつのことをあまり知らないね」
「そうだな」
スレイはアイビスの言葉に頷いていた。
「特殊部隊にいたというが。その過去は」
「あまり聞いてはいなかったけれど」
アイビスはそれに気付いた。
「一体何者なんだ」
「そうして私が焦れるのを楽しんでいるというのか?」
まだセレーナの姿は見えない。スペクトラには次第に焦りが見られてきた。
「それとも。からかっているのか」
「あら、今気付いたのかしら」
「何っ!?」
スペクトラの言葉に怒りの色が浮かんだ。
「私を。からかって生きていた人間はいないぞ」
「じゃあ私が最初ね」
それに応えてまた言ってみせる。
「私が。じゃあそろそろ」
「むっ!?」
その時だった。不意にヴァルク=イシャー
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ