第七話『静かなる衝撃《ストライク》』
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ュバルツェ・ハーゼ”副隊長『クラリッサ・ハルフォーフ』、そしてこのISは私の愛機“シュヴァルツェア・ツヴァイク”だ。よろしく頼むぞ」
「俺はもう言ったので……」
「クスッ……そうだな、それでは始めるとしよう!」
クラリッサは右腕に装備していたアサルトライフルの銃口をスウェンに向ける。そして薬莢が排出され、弾丸が撃たれる。スウェンは左方に飛び、銃弾の列を避けるが、クラリッサがそれを予想していないわけではなかった。
直ぐに銃口を再び向けるが、先に動いたのはスウェンだった。手にしていたライフルを構え、トリガーが引かれると緑色の閃光が放たれる。
「くっ!ビーム兵器か!」
予想だにしない光学兵器に一瞬驚きを見せたものの、クラリッサは直ぐに回避行動に移る。
(あの武装……近接戦闘は不向きか? かまをかけて見るか)
アサルトライフルを振りかざし、銃身の下部から腕の長さはあるブレードが展開された。
「バヨネットか!」
「行くぞ!」
スウェン目掛け、猛スピードで突っ込んでくるクラリッサ。スウェンはビームライフルで応戦するが、クラリッサに一切かすりともしない。目と鼻の先にクラリッサが迫った、スウェンはビームライフルを投げ捨て、腰部の装甲を展開させ、そこからナイフ“アーマーシュナイダー”を取り出し、振り下ろされたバヨネットを防ぐ。
「まさかそんな所に武装があるとはな! だがその程度でツヴァイクを抑えられるかな」
スウェンの体はクラリッサに徐々に圧されつつある。スウェンは反対側の腰部からもう一本アーマーシュナイダーを取り出し
「ふっ!」
クラリッサに勢いをつけ投擲するが、上体を反らしそれをかわす。そして左腕にプラズマブレードを発生させ
「はぁあ!!」
「ぐっ!!」
X字に切り裂かれ後、蹴り飛ばされるスウェン。何とか体勢を立て直し地面に足を接着させ、シールドゲージ残量を見る。今の攻撃を受け、約半分ほど減少した。次にまた受ければ後はない。スウェンは焦りにかられた。
(ストライク……まだか、まだ俺を認めていないのか?)」
「どうした、その様か? スウェン少尉。まあ、形態移行していないそのISで、ツヴァイクと少しは戦えた事は評価しよう。だが次で……」
そう言い、再びスウェンへと迫る。今のストライクの機動力では、あれをかわす事は不可能に近い。「これで終わりか…」とスウェンは呟く。その時、スウェンの目の前に文字が現れる。
「終わりだぁ!!!」
振り下ろされるプラズマブレード。それは今にもスウェンの体を切り裂こうとした。だが
「なっ!?」
驚愕の声を上げるクラリッサ。何
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