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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第三十六話 ディーンの火
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からどうなるんだ?」
「一人パイロットがいなくなるかもな」
レイが冷静な声で告げる。
「それだけだ」
「それだけって。結局何が何だか」
「さて、少年」
ここでナタルの声がまたした。身体が真っ黒になり目だけが赤く輝いている。
「覚悟はいいな」
後はお決まりであった。こうしてシンはまた残骸になるのであった。
そうしたいつものやり取りの後でロンド=ベルのところに情報が入った。月近辺にバルマー軍が現われたのである。予想通りに。
「来たか」
「そのようですね」
グローバルに未沙が応えた。
「ではすぐに向かいましょう」
「うむ、全軍に告ぐ」
彼女の言葉に応えて言う。
「すぐに月に向かう。それでいいな」
「はい、それでは」
「すぐに」
「おそらく大規模な戦いになる」
これは先に話した通りであった。
「だからこそ。全軍気を引き締めていくぞ」
「了解っ」
「それでは」
全軍グローバルの言葉を受けて出撃する。そうして月近辺に到着するとそこにいたのはやはりバルマーの大軍であった。彼等はその大軍を見て言う。
「あれはどっちだ?」
「見たところロゼの戦闘機もいないしそれに」
二機のマシンに気付いた。
「あれは確か外銀河方面軍のマシンか」
「そうみたいだな」
ヴァルク=バアルとヴァルク=イシャーであった。その二機のマシンがいるのが何よりの証拠であった。
「あいつ等か」
「それじゃあ間違いないな」
外銀河方面軍であると確信したのであった。
そしてバルマー軍でも。相手の存在に気付いていたのであった。
「やはり来たか」
「そうだな」
キャリコとスペクトラはそれぞれ話をする。
「我等の存在を察知したか」
「では予定通り迎撃に向かうとしよう」
当然のように話をする二人であった。
「いいか」
そしてキャリコが全軍に告げる。
「まずはロンド=ベルを倒す」
「それから月を占領する」
スペクトラも言う。
「全ては予定通りだ」
「そう話を進めるぞ」
「わかりました」
フーレの艦長の一人がそれに応える。
「それではそのように」
「うむ。それでは全軍で」
「ロンド=ベルを倒す!」
彼等も向かってきた。ロンド=ベルの中には当然ながらアラドとゼオラもいる。二人はバルマー軍を見据えながら話をしていた。
「なあゼオラ」
「どうしたの?」
「イルイだけれどな」
「あの娘がどうかしらの?」
二人はイルイについて話をはじめていた。
「やばかねえか?」8
「やばいって何が?」
「いや、あいつ等よ」
バルマー軍を指差して言うのだった。
「何でも利用するタイプだろ?」
「そうね」
アラドもゼオラもバルマー軍はそうした『連中』だと思っている。
「そんな奴等にゼオラが見つかったら」
「やっぱり危険よね
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