第三十五話 帝国外銀河方面軍
[2/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
しているようであった。
「俺にはヴァイクランがあるからな。それで暫くはだ」
「わかりました。では」
「マーグにも遅れを取るわけにはいかん」
これはもう決まっていることであった。
「いいな」
「はい」
こうして彼等も彼等の動きを見せていた。そうしてすぐにゼダンに兵を向けるのであった。
この時ゼダンは今は落ち着いていた。しかし備えは怠ってはいなかった。
「どうやら来たみたいだね」
「そうなのか」
グラキエースはジョッシュの言葉に応えていた。今彼女はそのジョッシュとリム、ウェントスと共にゼダン近辺の哨戒にあたっていたのだ。
「数は。五千か」
「五千ってまた」
リムはそれを聞いて驚いた顔になる。
「かなりじゃない」
「となると。敵は誰なんだろう」
ウェントスはそれを考えた。
「バルマーかな」
「それはわからない。しかし」
ジョッシュは言う。
「これは皆にすぐに連絡をしないと。数が数だ」
「そうね。それはね」
リムもこれには素直に頷いた。
「じゃあすぐに」
「うん」
こうしてすぐにゼダンに留まる主力に連絡が入れられた。こうしてロンド=ベルは出撃してすぐにその大軍と対峙するのであった。
見れば敵はバルマーであった。シャインがそれを見て言う。
「あら、あれだけダメージを受けましたのに」
先のネビーイーム第一次防衛ラインでの戦いを言っているのだ。
「すぐにあれだけの勢力だなんて」
「あれは多分他のバルマー軍ね」
ラトゥーニがシャインに述べた。
「確か」
「あれは外銀河方面軍だ」
ダバがラトゥーニに答えた。
「グラドス軍もいるからな」
「またあいつ等か」
レッシィは彼等の姿を確認して顔を顰めさせた。
「なら容赦することはないね」
「言われなくてもそうよ」
「その通りだ」
アムとギャブレーが声をあげた。
「またギッタンギッタンにしてやるんだから」
「生かして帰すつもりはない」
二人だけでなくグラドスを見ただけでロンド=ベルの士気があがる。彼等にとってグラドスは許すことのできない相手になっていたのだ。
その彼等を前にして。ロンド=ベルは攻撃に入るのだった。まずは前進する。
「いいか」
その前進の中でグローバルが指示を出す。
「敵の数は多い。迂闊な前進は避けるのだ」
「了解」
それにフォッカーが応える。
「どうやら敵さんの方から来てくれていますしね」
「そうね」
フォッカーの言葉にクローディアが応える。
「こちらは守っていいかしら」
「へっ、甘いぜ!」
しかしそれにバサラが反論する。
「俺は何時だって激しく行くぜ!」
「もう、バサラ」
「バサラ君」
ミレーヌと未沙が同時にバサラに言った。
「また今度は何をするのよ」
「敵の数が多いから迂闊な動きは」
「迂闊
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ