第一幕その一
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への介入を禁じられることとなってしまったのである。
ここにロシアとプロイセンが介入したのである。スウェーデンの混乱を図って国政を乱しにかかったのだ。だがそこでタイミングよく王が死にパリにいた王の息子が呼び戻された。彼がグスタフである。
グスタフは王位に就くとロシアとプロイセンの介入を排除して王権の強化に乗り出した。絶対王政を復活させ、国王主導で改革に乗り出したのだ。拷問を禁じ、宗教的寛容を認めたことから啓蒙専制君主とされた。だが彼は議会を軽視し、若手の貴族を登用して保守派と対立し、その牙城である国家顧問会議を解散させた。保守派の多い軍や議会とは険悪な関係にあったのだ。
この二人の伯爵はまさにその中心にあった。そうした意味で彼等は王の政敵であったのだ。
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