説明とキリトいじり
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いようです……」
しゅんとしてうつむくユイ。とりあえず話題を変えることにする
「ゆ、ユイはこの世界だとどんな位置付けなんだ?」
「えーと、このアルヴヘイム・オンラインにもプレイヤーサポート用の疑似人格プログラムが用意されているようですね。<<ナビゲーション・ピクシー>>という名称ですが……わたしはそこに分類されています」
ユイは一瞬難しい顔をして発光しそして消えた……ように見えた。膝に何かが触っている感触がするのでそちらをみると顔はそのままにサイズが縮み、翅が生えた姿のユイがいた
「お、おい!?」
キリトが焦ったような声を上げたのでユイを指差してみる
「これがピクシーとしての姿です」
「おお……」
キリトは指先でユイの頬をつつく
「くすぐったいですー」
笑いながらユイは空中に浮かび上がり俺の後ろに隠れた。キリトがorzな格好になったが、ユイの気分を変えることに成功した
「……ユイ、世界樹とかいう場所はわかるか?」
orz状態から立ち直ったキリトがユイに聞いた
「あ、はい。ええと、ここからは大体北東の方向ですね。でも相当に遠いです。リアル距離置換で五十キロメートルはあります」
「うわ、それは凄いな。アインクラッド基部の直径の五倍か……。そういえば、俺はなんでこんな何もない森にログインしたんだ」
「さあ……位置情報も破損したのか、あるいは近傍の経路からダイブしているプレイヤーと混信したのか、何とも言えません」
「どうせなら、世界樹の近くに落ちてくれればよかったのにな」
「全くだ」
俺たちはアスナを助けに来たのだ遊びなど不要だ
「そういえばここでは飛べるって聞いたなぁ……」
キリトは立ち上がると俺の背中にある紫色の翅にさわると
「おお……翅がある。でもどうやって飛ぶんだろ」
「補助コントローラがあるみたいです。左手を立てて、握るような形を作ってみてください」
ユイの言う通りにするとスティック状のオブジェクトが出現する
「えと、手前に引くと上昇、押し倒すと下降、左右で旋回、ボタン押し込みで加速、離すと減速となっていますね」
「ふむふむ」
とりあえずゆっくり押し倒してみる。すると背中の翅が反応し燐光を放ちながら俺の浮力を与える。下降、上昇、加速、旋回、減速、着地とひとしきり練習しちゃんと飲み込んでから地面に降り立つ
「なるほど、大体わかった。とりあえず基本的な情報が欲しいよな……。一番近くの街ってどこかな?」
「西のほうに<<スイルベーン>>という街がありますね。そこが一番……、あっ……」
突然ユイが顔を上げて声を出す
「どうした?」
「プレイヤーが近づいてきます。三人が一人を追
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