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銀河転生伝説
最終話 新たな時代へ
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やら地球教の勢力と影響力は原作より低下しているようだ。
萌えに目覚める信者が増え続けているらしいしw

ククッ、奴等も年貢の納め時だな。


* * *


宇宙暦799年/帝国暦490年7月13日。
アウグスト・ザムエル・ワーレン上級大将率いる艦隊が地球征討のため出撃した。

24日、ワーレン艦隊は太陽系の外縁に到着し、25日に地球教本部に対する攻撃を開始した。
これは、地球教徒によるワーレン暗殺未遂事件が起こらなかったため、日時が1日早まったのである。

この作戦において帝国はある装備を使用した。
超装甲服『ボ○太くん』である。

『ふもふも』『ふもっふ』と声を上げながら地球教徒を狩り出していくボン○くん部隊。
これは、ある意味とても怖い。
カルト教団特有の狂信的戦意の高さも、これには敵わなかった。

さらに、萌えに目覚めた元信者たちの寝返りによって後ろから地球教徒たちを襲う。

結果、地球教はあっさりと瓦解した。
総大主教以下、地球教幹部は全員死亡。
止めの砲撃によって総本山も数億トンの土砂の下へ埋まった。

これが数百年に渡って暗躍してきた地球教の最後であった。


* * *


宇宙暦799年/帝国暦490年7月28日。
地球教殲滅の報告が帝都オーディンへもたらされた。


<アドルフ>

「そうか、地球教を殲滅したか」

「これで肩の荷が一つ下りましたな」

「それはそうなんだが、書類が増えるのはどうにかならんのか?」

見ろ、リューネブルク、ミュラー、フェルナー。
この書類の山を。

それに、ヒルダにアロマ。
書類の山見て『うわぁ』って顔してないで手伝ってくれ。
今は猫の手でも借りたいんだよ。マジで。

「おまいらも少しは手伝ってくれよ」

「ところで、エリザベート様に引き続きサビーネ様も無事懐妊なさったそうで」

む、話を逸らしやがったな。

「ああ、早く子供の顔を見るのが楽しみだ。ついでに、早く後を継いで俺を楽にしてくれるとありがたいんだが」

皆から笑いがこぼれる。
執務室は今日も平和だった(俺を除く)。

・・・・・

まったく、あいつら結局手伝わずに帰りやがった。
こっちは色々と大変だと言うのに。

銀河が統一されたことで、ここ帝都オーディンは首都として立地的によろしく無くなった。
そのため、帝都をフェザーンへ遷都するんだが、それに伴い獅子の泉(ルーヴェン・ブルン)宮殿が建設される。
また、安全保障の点からフェザーン回廊の両端に要塞を建造する。

旧同盟領側の出口にはシャーテンブルク要塞。
旧帝国本土側の出口にはフェザーン要塞――つまり、原作におけるドライ・グロスアドミラルスブルク要塞
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