最終話 新たな時代へ
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
もいいですよ。ただ、あなたには一つやってもらう事があります」
「それは?」
「イゼルローン要塞ですよ。あなたは要塞を放棄するとき、いずれ取り戻せるよう仕掛けを施したはずだ。それを解除していただきたい。……ああ、拒否は認めませんよ。知らないと惚けることも。もし、あなたがそのどちらかを選択されるなら、残念ながらあなたにはこの世界から消えていただくことになります。もちろん、あなたのお仲間も一緒にね」
「…………」
「これは脅しではありませんよ」
「もし、私が本当に何もしてなかったら?」
「嘘か本当か確かめる術などありませんからね。自白剤で洗いざらい吐いていただいた後、宇宙のゴミになってもらったでしょう」
「私一人になんとも大層な……」
「あなたはそれだけの事をやってきたんですよ。疑わしきを罰さずには居られないほど。好む好まざるに関わらず…ね」
「分かりました、お教えしましょう」
* * *
宇宙暦799年/帝国暦490年6月20日。
銀河帝国において第37代皇帝エルウィン・ヨーゼフ2世が退位。
22日にハプスブルク大公アドルフ・フォン・ハプスブルクが第38代皇帝に即位し、アドルフ1世となった。
これと前後して、軍の人事にも大幅な移動が行われ、統帥本部総長シュタインホフ元帥、軍務尚書エーレンベルク元帥が退役。その後釜にナトルプ元帥とメルカッツ元帥が抜擢された。
また、アドルフが皇帝となったことで空位になった宇宙艦隊司令長官職にはシドー元帥が就任した。
皇帝 アドルフ1世
軍務尚書 ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ元帥
軍務次官 ヘルマン・フォン・オットー上級大将
統帥本部総長 グスタフ・フォン・ナトルプ元帥
統帥本部次長 クリストフ・フォン・ドロッセルマイヤー上級大将
宇宙艦隊司令長官 ドナルド・ダック・リーガン元帥
宇宙艦隊副司令長官 トルガー・フォン・シドー元帥
宇宙艦隊総参謀長 エルネスト・メックリンガー上級大将
オリオン方面軍司令官 ギルベルト・フォン・クラーゼン元帥
バーラト方面軍司令官 アルベルト・フォン・グライフス元帥
ガンダルヴァ方面軍司令官 ハンス・ディートリッヒ・フォン・ゼークト上級大将
宇宙艦隊司令官 アーダルベルト・フォン・ファーレンハイト上級大将
アウグスト・ザムエル・ワーレン上級大将
アルフレッド・ガーシュイン上級大将
ウォルフガング・ミッターマイヤー上級大将
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ