第三十二話 グレートゼオライマー
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つ。
「今度はこれだ!」
「わかったわ!」
その雷で敵艦を貫いた。敵艦は腹部を撃ち抜かれそこから真っ二つになった。そうして紅蓮の炎と化して銀河の中に消えるのであった。
「すげえ・・・・・・」
「あっという間に敵艦まで」
ロンド=ベルの面々も驚きを隠せない。それを見ただけでグレートゼオライマーの力はこれまでのゼオライマーのそれとは比較にならないのがわかったからだ。
「これだけじゃないよ」
しかしマサトはまだ言う。
「皆」
ここでアギーハ、シカログと戦っているマサキ達に声をかけてきた。
「すぐに後ろに下がって」
「後ろにか!?」
「まさか」
「そう、メイオウ攻撃を出すから」
マサトは今それを彼等に対して告げたのだ。
「けれどこれまでのメイオウ攻撃とは違うよ」
「違うのかよ」
「うん。烈メイオウ攻撃」
マサトは言う。
「それで一気に勝負を決めるから」
「おいおい、馬鹿言うなって」
オルガがマサトのその言葉を聞いて笑ってきた。
「幾ら何でもここまで届くかってんだ」
「そうだよね」
それにクロトも頷く。
「マサトと僕達の距離はかなりあるじゃない」
「心配無用」
シャニも同じ考えであった。
「届く筈がない」
「いや」
しかしそれは劾が否定する。
「ここは下がる。いいな」
「下がるって」
「あんなに離れてるのに!?」
「杞憂」
「それでもだ」
しかし彼の判断は変わらない。
「マサトの言葉は本気だ。ならば」
「下がるっていうんだね」
「そうだ」
彼はリューネにも答えた。
「ここはな」
「わかった」
そしてそれにヤンロンが答えた。
「では下がろう。勝負はまず流す」
「わかったぜ。じゃあよ」
マサキも本能的にマサトの言葉が間違いなとわかっていた。それで彼も動くのだった。
「下がるぜ」
「そういうことだ」
彼等はすぐに下がった。それを受けて安全圏まで退くとマサトはすぐに攻撃に入るのであった。
「それじゃあ美久」
「ええ、マサト君」
美久もマサトの言葉に応える。
「あれをしましょう」
「うん、これで決める!」
ゼオライマーが動く。その両手の珠が輝き。
拳と拳を合わせると破滅の光が輝いた。そうして周りをその光で包み込むのであった。
「!これは!」
「・・・・・・・・・!」
アギーハもシカログもその光を受ける。それが破壊の光であることはすぐにわかった。
「シカログ!」
アギーハはその光が迫る中でシカログの方を見た。
「かわすんだよ、いいね!」
「・・・・・・・・・」
シカログはここでも話さない。だがそれには行動で応えた。
二人はすぐに動いた。そうしてその光を何とかかわす。だが他のインスペクターの者達はそうはならなかった。インスペクターはグレートゼオライマー
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