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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第三十二話 グレートゼオライマー
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ドルはその言葉を余裕を以って受け止めた。
「これだけの相手の方が戦いがいがあるというもの」
「おうよ」
「それではブンドルよ」
ケルナグールとカットナルもそれに応える。
「三百六十度に撃ちまくるぞ!」
「どんどん倒せ!」
彼等は既に戦う気に満ちていた。
「倒して倒して足止めだ!」
「全滅させるぞ!」
「少なくともその気持ちでなければならない」
ブンドルもまた二人に応えて言う。
「では戦うとしよう」
「弾の続く限り撃て!」
「怯むな、決してな!」
三人は自分達の艦を果敢に向かわせる。しかし彼等だけでは限界があるのは明らかであった。まずい、そう思われた時であった。
「皆っ」
不意に美久の声がした。
「待たせて御免なさい」
「美久ちゃんか!」
「ってことはマサトも!」
「うん」
そしてマサトの声もした。
「皆、遅れて御免」
「それはいいけれど」
そのマサトにエイジが声をかけてきた。
「どうしたんだい、今回は」
「そうね。随分遅かったけれど」
アキトもそれを言う。
「何かあったの?」
「これの最後の調整をしていたんだ」
マサトは彼等にそう答えた。
「この新しいゼオライマーのね」
「新しいゼオライマー!?」
「そう、これなんだ」
その言葉と共にその新しいゼオライマーが姿を現わした。見れば以前のゼオライマーよりも鋭角的で威圧的な印象を受けるシルエットであった。
「グレートゼオライマー」
「グレートゼオライマー!?」
「それは一体」
「八卦衆のマシンの力を集めたんだ」
マサトはそう皆に答える。
「そうしてこれまでのゼオライマーより遥かに強力にしたものなんだ」
「おいおい」
それを聞いて宙が声をあげる。
「あのゼオライマーよりもか」
「それってかなり」
美和も言う。
「凄くなっているのね」
「少なくとも八卦の力は全部集まったよ」
マサトはそれを言う。
「その力で地球を。皆を」
「守ってみせます」
美久も言った。
「では早速で悪いけれど」
タリアがそれを聞いてすぐに声をかけてきた。
「後方に回ってくれるかしら」
「後方ですか」
「今そっちが大変だから」
「そうなんだよ」
アーサーもマサト達に声をかけてきた。
「実質ブンドル局長達だけだから。ここは頼むよ」
「わかりました。それじゃあ」
グレートゼオライマーはそれを受けてすぐに動いた。瞬間移動であった。
そうしてインスペクターの軍勢の真っ只中に出た。そうしていきなりデッド=ロンフーンを目の前の敵に向けて放つのであった。
「まずはこれで・・・・・・!」
「いいわ、マサト君」
美久がマサトに対して言う。
「そのままで」
「わかった。それじゃあ!」
風が敵を貫いた。続いて敵艦にプロトン=サンダーを放
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