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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第三十二話 グレートゼオライマー
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「そうじゃなくても後ろからか。囲まれるね」
「どうされますか?」
ここでユウナに対して問う。
「包囲されるのは間違いありませんが」
「だからといって逃げるわけにはいきません」
ここでタリアがモニターに出て来た。
「今は」
「今はっていつもじゃないんですか!?」
横にいたアーサーがそれを聞いて青い顔で言う。
「また三千も出てきていますし」
「それ位の数は今まで相手にしてきているわよ」
脅えるアーサーに対してタリアは平気な顔であった。
「そうではなくて?」
「それはそうですけれど」
「囲まれても戦い抜けるわ」
タリアの言葉には絶対の自信もあった。
「だから安心して」
「そうなんですか」
「メール=シュトローム作戦でもそうだったじゃない」
タリアはティターンズとの最終決戦について言及してきた。
「あの時だって敵の数は半端じゃなかったわね」
「まあそれは」
アーサーもそれははっきりと覚えていた。
「そうですけれど」
「このアクシズもそう簡単には陥ちはしないわ」
タリアはアクシズについても言及した。
「違って?それは」
「じゃあここはあえて逃げないんですね」
「かえってアクシズを敵に渡しては後が大変よ」
「つまりここに留まって戦うんですか」
「ええ、いいわね」
「勇気がいりますねえ」
アーサーはあらためてこう呟く。
「今回は特に」
「何言ってるんですか、アーサーさん」
そのアーサーにメイリンが声をかける。
「艦長に仰ってるじゃないですか、こんなのはいつも普通ですよ」
「ロンド=ベルではだよね」
「そういうことです。折角白服になったんですし」
見ればメイリンも赤服になっていた。つまりそれぞれ佐官、尉官になっているということである。階級がかなりわかり易くなっていた。
「それじゃあ気合見せて下さい」
「わかったよ。それじゃあ」
「まずは前方の敵と決着をつけるわ」
タリアはすぐにそう判断を下した。
「それでいいですね」
「ええ、こちらもそれを考えていました」
ユウナがタリアに応える。
「そうして返す刀で」
「そういうことです。ただ」
しかしここで問題があった。
「後方から迫る部隊を足止めしておきたいのですが」
「それですか」
「誰かいますか?」
ユウナはそれをタリアに対して問う。
「精鋭部隊を送り込むべきですが」
「そうですね」
タリアはユウナの言葉を聞いて目を鋭くさせた。
「誰がいるのか」
「魔装機神辺りでしょうか」
「ですね」
タリアはユウナの言葉に応えた。
「それとヴァルシオーネと」
「それとあの三人ですね」
オルガ、クロト、シャニの三人である。
「彼等に行ってもらいましょう」
「そうですね。そして戦艦は」
「おう、面白そうだのう!」

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