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とある星の力を使いし者
第53話
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レータ》を押して無理矢理風呂場に入れる。
一方通行(アクセラレータ)は麻生に何とかしろ!!、という視線を送ったが麻生は無視した。
中に入ると観念したのか服を脱いで風呂に入る。
愛穂と麻生はそれぞれ壁に背を預けて一応、見守る事にする。

「ばしゃばしゃばしゃばしゃー、ってミサカはミサカは狭いお風呂の中でバタ足してみる。
 小っこい身体を有効利用した屋内レジャーかも、ってミサカはミサカは新たな可能性を提示してみたり。」

「チィッ、お湯が顔に・・・!
 オマエ風呂の中で自由自在に泳ぎ回ってンじゃねェよ!!」

「「反射」が使えないと不便だね、ってミサカはミサカは気の毒そうに視線を向けてみたり。
 それにしてもシャンプーが目に入って涙ぐむ最強の能力者ってどうなの、ってミサカはミサカは呆れてみる。」

打ち止め(ラストオーダー)の言葉を聞いた麻生は一方通行(アクセラレータ)はシャンプーで涙ぐむ場面を想像してしまい、珍しくクスクス、と笑っている。

「別に「反射」が全く使えねェ訳じゃねェよ。
 まァ、オマエらのネットワークを利用して演算処理してっからでかい顔はできねェけどな。
 ただな、ここで「反射」使っちまったらお湯まで肌から弾いちまってそもそも風呂場に来る意味がねェだろうがよォ。
 あと涙ぐンでねェよ別に目に入ったって痛くねェよ。
 確かにシャンプーが目に入るのはこれが初めてだけどよォ!」

「ばしゃばしゃばしゃばしゃー」

「ヨミカワァァあああああああああ!!
 何でこれの俺がクソガキのバタ足攻撃なンざ食らわなきゃなンねェンだよォォォ!!」

「ダメじゃーん。
 小さい子供の場合はお風呂で溺れる危険もあるんだから。
 誰かが監督してあげないと危ないじゃんよ。」

「じゃあ、オマエが監督すりゃ良いだろォがよォ!!」

「ダメじゃーん。
 そんな暴れん坊の相手してたら黄泉川さんは濡れ濡れの透け透けになっちゃうじゃんよ。
 ってか、ようやくお風呂に入れるようになったんだから、ちゃんと身体は洗っとけ。」

「アソウォォォおおおおお!!!!
 テメェもこっち来てクソガキの面倒を見上がれェェェ!!!」

一方通行(アクセラレータ)はどうして自分の名前を知っているのか少し疑問に思ったが、一方通行(アクセラレータ)の叫びに答える。

「俺が風呂に入る意味もない。
 それにそんな狭い風呂場に三人も入れないだろ。」

「それなら俺と変われって言ってンだよォ!!」

「何でそんな面倒くさい事しないといけないんだ。
 しっかりお前が見守ってやれ。」

「クソッたれがッ!!
 どォして俺の周りには、まともに人の話を聞こうっつー思考パターンを持った人間が一人もいねェンだっつの。」
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