ALOと少女との邂逅
[1/2]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
俺は次の日、両親が出ていくのを確認した俺は、隠しておいた<<ナーヴギア>>を手に取った。所々色が落ちているのがわかる。あの世界で俺と一緒に戦った戦友……といったら変だが、枷ではあったがあの世界に飛ばしてくれそれを維持してくれていたのだから、あながち間違いではないだろう。俺はその<<ナーヴギア>>を鞄に入れ玄関から外に出た。軽く気分が高揚している。アスナのこともあるが、新たな世界で親友とまた戦えるのだ。気分の高揚を抑えることは無理な相談だろう。そんなことを思っていると駅前に着いた。現在時刻七時五十分。昨日同じ場所で、詩乃と待ち合わせしたんだよな……キスのことを思い出して顔を赤くする燐。そんな燐に一人の男が声をかけた
「よう、燐。待たせたか?……何顔を赤くしてんだよ」
「何でもない。よう、キリ……和人」
キリトと言い掛けるとキリトは苦笑いを漏らした
「よし行こうぜ」
キリトはバイクのヘルメットを投げ渡してくる。今どき珍しいバイクだった。俺はヘルメットをキャッチすると言った
「珍しいな。もうすぐ使えなくなるが……」
キリトは苦笑いで応える
「エギルのやろうに騙されたんだよ。それより乗れよ」
「了解」
バイクの後ろに乗る。ニケツってアウトじゃなかったっけ?
俺たちはかなり大きい病院に到着する。通行パスを発行してもらい、エレベータに入る
「何階?」
「最上階。その突き当たりだ」
最上階で降り突き当たりまで進む。突き当たりの部屋の札に結城 明日奈と書かれているのを確認し、中に入る
「アスナ……」
中にあったカーテンを開けるとそこにはSAO時代と何らかわりない……と言うと変だが……アスナがいた
「アスナ。お前は俺たちが助けだす。だから待っていてくれ」
聞こえないとはわかっていてもそう声をかけざるを得なかった。しばらく二人でアスナを見つめた
「……そろそろ行こうか」
三十分ぐらいそうしていただろうか。俺はそう声をかけた
「ああ……行こう。助けにな」
拳を軽くキリトの拳と合わせキリトの家に向かう
キリトの家に着くと一人の少女がマフィンを頬張っていた。そしてこちらに気付くと
「ふぐっ!?」
喉にマフィンをつまらせたようだ。キリトが慌てて駆け寄りジュースをその少女の口に突っ込んでことなきをえた
「ぷはっ!し……死ぬかと思った……」
「そそっかしい奴だなぁ。もっと落ち着いて食え」
「うう〜」
肩を落とす少女。そのやりとりを俺は微笑みながら見守っていた
「えっと、どなたですか?」
「鈴木 燐といいます。今後ともよろしくお願いします」
「
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ