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ヘタリア大帝国
TURN55 ドロシー失踪その二
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うのだった。
「零戦は零戦だけれど」
「はい、改良を進めまして」
 古賀がモニターに出て来てそのクリオネに答える。
「初期のものよりも遥かに高性能になっています」
「そうね。ガメリカ軍はグラマンだけれど」
「タイプ4ですね」
「まだ6にはなっていないわね」
「4どころか6にもです」
「勝てる位の性能なのね」
「それを持って来ています」 
 日本は艦載機も優先的に開発を進めていたのだ。東郷は戦艦や巡洋艦より機動部隊を優先させたのだ。
 そしてその結果だというのだ。
「ですから艦載機同士の戦いでも」
「勝てるのね」
「勝てる様にします」
 古賀は穏やかだが確かな声で言った。

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