最終話 平凡な日常をいつまでも………
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んやけど………」
「あっ………」
取り敢えず、はやてに軽く説教された後、今度何か奢ることで落ち着いたのだった………
2時間目休み時間………
「そうか………加奈はやっぱり休みか………」
「ああ、部屋にこもってセイン達が話しかけても何も言ってこない………」
屋上に上がる階段に並んで座りながら加奈の話を聞いたが、やっぱり学校に来なかったか………
「だけど決断したんだな………」
「ああ、俺はあの3人が好きだ、あの3人じゃないと駄目なんだ………」
「そうか………」
そう言って桐谷はその後は何も言わない。
ただ黙って何かを考えてるみたいだ。
「分かった、だったら俺からは何も言うことは無い、加奈の事は任せて、お前はノータッチでいろ」
そう言って立ち上がる桐谷。
「おい、良いのかよそのままで………」
「決めたのなら中途半端な優しさは逆効果だ。優しすぎるのも考えものだぞ零治………」
桐谷はそう言って行ってしまった。
「だけどあのままじゃ駄目だろ………」
そう思うが俺にはどうにも出来ないよな………
今、桐谷に言われた様に俺が何を言っても駄目だろう………
「一体どうすれば………」
そんな事を結局チャイムが鳴るまで考えていた………
3時間目休み時間………
「アリサちゃん、良いの?」
「零治もなんか大変みたいだったらしいし、文化祭の片付けしてないからって怒れないじゃない………」
何か考え事をしているのかずっとボーッとしている零治。
それなのに、星達の様子もおかしい。
何かあったのかしら………?
「何だか悲しいね………」
「えっ?」
「なのはちゃん達もそうだけど、私達とは住む世界が違うんだなって………」
そう言われると悲しくなる。
零治はあっちの世界とは関わりたくないと言ってたけど結局事件に巻き込まれてるし………
私達にも何か手伝えれば良いんだけど何も出来ない………
「私達も魔法が使えたら………」
「そうだね………」
私達はそんな事を話しながら零治達の様子を見ていた………
「零治君、ボーッとしてるね〜」
「はい………」
今日の放課後、俺一人だけ会長室にお呼ばれされたのだが、結局加奈の事が頭から離れず、それどころじゃ無かった。
一体どうすればいいんだろう………
「ねえ零治君、次の生徒会選挙に立候補にしとくからそのつもりでね」
「はい………」
「あら?今日は素直ね」
「はい………」
どうすれば………
「本当にどうしたのか
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