最終話 平凡な日常をいつまでも………
[3/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「レイも確実にあの時は加奈の事を………」
あの時とはどんな時なのかは私には分からない。だけど確かにレイは私達には見せない顔で加奈と話す事があった………
「星………夜美………」
「ああ、だが我等にはどう頑張っても超えられない関係でもある………」
あっちは兄妹の壁、私達はかりそめの家族と言う壁。
後から義理だって事が分かって更に関係は深くなったのでしょう………
「嫌だよ僕………」
「我も嫌だ………だが………」
「家族ごっこもここまでなのかもしれませんね………」
そんな発言に怒った表情で星をにらめつけるライ。
「ライ、我らのせいでレイが幸せになれないのが一番辛い………」
「でも………!!」
「私達は充分にレイに幸せを貰いました。後は私達がレイを送り出さないと………」
「でも………僕達だって………」
「駄目ですよ、いつまでもレイに甘えちゃ………私達は充分甘えたんですから………」
「星………そうだね………」
「ならば我等は………」
そう話合い、私達は顔を洗ってから部屋に戻りました。
帰ったら色々と準備がかかりますね………
「しかし今まで色々とあったな………原作介入しようとして、失敗して、魔法を使いたくて傭兵を初めて、予想以上に過酷で、でもそんな中先輩と会って、その後シャイデと会って、そして半年位一緒に過ごして………」
そう呟き、酒を口に含む。
「そして星達と出会った」
あの時は奇妙な感覚だった。
原作にはもう関係無く、傭兵として過ごしていき、先輩とこれからもずっとこんな感じで生きていくんだと思っていた矢先の出来事だった。
「そして家族として迎えた」
本当はそんなつもりは無かったけど何か流れでそうなってしまった。
「そして先輩が死んだ………」
その後自暴自棄になった俺を救ってくれたのがあの3人だ。
その事には今でも感謝している。
「そして平凡な暮らしをアイツらと過ごそうと思った」
それがこの世界の俺。
前の世界の俺との相違点。
「なのは達、管理局に見つからない様に、ブラックサレナだけにし、いつ何が起きてもアイツらを守れるようにお互いに戦闘訓練して………」
もちろん他のフォームも。
そう全ては………
「アイツらの為だ、大事なアイツらと平凡だけど毎日が楽しくていつまでも一緒にいたいとそう思ったからそう決めたんだ。それは………家族だからって理由だけじゃない」
そう俺は………
「あの3人に惚れてんだよな………だから離れたくもないし、命がけで守りたいと思う」
それが今の俺の気持ち。
「だから俺はお前の気持ちに答えられ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ