最終話 平凡な日常をいつまでも………
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ってしまいましたが………」
「だけどね、僕達も簡単にレイやこの家を捨てられなかったんだ………」
「3人で歩いていても、どうしても此処の事を思ってしまうのだ………」
「レイの顔、フェリアの顔、キャロの顔、アギトの顔、優理の顔………みんなの顔が浮かんで、気が付けば一番大事な場所になっていたんです。どうしても離れたくないと思ったんです」
「そんな事を話しながら歩いてると、いつの間にかあの場所に居たんだ。レイと初めて会って家族として受け入れてくれた場所」
「我等にとって感慨深い場所に………」
「そしてあの場所でレイは私達の事が一番好きだって言ってくれた………一緒に居てほしい、支えてほしいって言ってくれた………」
「僕達も本当に嬉しかったんだ。そんな風に思ってくれたなんてってね」
「だから我等もレイに言いたいことがあるのだ」
そう言って3人は揃って深呼吸し、そして………
「「「レイの事が世界で一番大好きです!!」」」
そう俺に向かって3人で声を合わせて言った。
いや、直に改めて言われると何だか照れくさいな………
「俺の答えは言った通りだ。俺はお前逹に一生側に居て欲しい………いつまでも………」
そう言うととても綺麗な笑みを見せる星。
子供の様に無邪気に嬉しそうにするライ。
顔を真っ赤にしながらも嬉しそうにする夜美。
ああ、やっぱり俺はこの3人が好きなんだと実感した。
「レイ、不束者ですがよろしくお願いしますね………」
「僕も………ふつかもの?」
「不束者だ馬鹿者」
「馬鹿とは何だよ!!僕だってわざとなんだからね!!」
そんなライと夜美のやり取りに自然と笑みが溢れる。
「俺は幸せだよ………出来ればこの平凡な毎日が続きますように………」
俺はそう呟きながら風を感じた………
「で、どうです?いつになく忙しそうですが………」
「まあね、あの脳みそ達が死んでから管理局では未だに浮き足だってるよ………」
大きく広い部屋、そこに一人の男とその目の前に一人の男が椅子に座っていた。
「マリアージュシステムは使えそうか?」
「出来は70%と言った所でしょうか………やはり冥王抜きでは完璧なマリアージュは難しいので………」
「まあそこまでは期待していないさ。マリアージュとして動いてくれれば良い、それに面白い人材も引っかかったしね………」
そう言って男はディスプレイを操作し、そこには一人の男が写った。
「レジアス・ゲイス………面白い男だよ、私の事にも気がつき、その上で地上の為とマリアージュシステムの提供を願い出てきた」
「なるほど、確かに地上は相変わらず人材不足です
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