最終話 平凡な日常をいつまでも………
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「零治は加奈の事をどう思ってるんだ?」
神崎に言われた一言。
前にも加奈に直接聞かれた。
「俺は………」
「ふぅ、いい湯でした………っと何か取り込んでましたか?」
そんな中、風呂に先に風呂に入っていた女性陣がリビングにやって来た。
「何でも無い、ゆっくり出来たか?」
「良かったです。………レイ、体調はどうですか?」
「ああ、何でか一日で動けるようになってるわ。………何でだろ?」
「我等が知るわけなかろう………」
そんな零治の質問に少し呆れ気味に答える夜美。
「まあそりゃそうだ」
「レイも神崎も風呂に入ってきたら?」
星の後ろからライが声を掛けた。
「いや、俺は失礼させてもらうよ、自分の部隊にもそろそろ戻らないと隊長に心配させるだろうし………」
「待て、神崎!!」
そんな神崎を止める夜美。
「大丈夫だよ、ここの事は絶対に言わないから」
そう言って神崎は出ていった………
「お兄ちゃん、神崎さんってここから一人で出られるの?」
「あっ………」
キャロに言われ、慌てて神崎を探す俺達。結局、神崎をルーテシアが見つけ、出口に案内してもらい、管理局へと戻っていった………
「ここにいたのか………」
「桐谷?」
事件解決と新たな家族、イクスヴェリアの加入により、パーティを始める事になった。
イクスヴェリアについてだが、取り敢えず異常は見られなかったらしい。
それには大変シャイデが嬉しがっており、抱きつかれたイクスはとても照れながらもされるがままになっていた。
まだぎこちなさがあるけど良い親子になれると思う………
パーティもチビッ子ダメっ子を中心に楽しく進んでいる。
しかしそんな中、神崎の言葉が頭から離れず、中々楽しめなかった俺は、酒があったのでそれを持って、静かに部屋から抜け出した。
月夜の夜に一人酒。
カッコイイ男なら絵になるのかもしれないけど、頭の中ではそんな考えも無く、加奈の事を考えていた俺。
そんな中、外で飲んでいた所に桐谷がやって来た。
「どうしたんだ?何か悩み事か?」
「ああ、まあ………」
グラスに入ってる酒をひと飲みし、 空を見上げた。
「俺さ、加奈をどう思ってんのかな………?」
「いや、俺が知ってるわけ無いだろうが………」
桐谷の言う通りなんだが………
「俺が見た感じだと昔のお前は重度のシスコンだったよな?」
「うるせえ」
確かにそんな気もする。
………ぶっちゃけ妹にしちゃ勿体ない位可愛かったし。
そんな妹を持って鼻が高かったのも、妹の才能に嫉妬したこともあったけど………
「まあ今もキャロや優
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