After days
spring
強化@
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ある《The brightridge》の情報を集めて来てくれたのだ。
無理を言って召集をかけた本人がへばっていはだめだ。
「いや、大丈夫だ。疲れは精神的なものだからな」
「なら、いいけど……」
《竜の谷》の入り口には一軒の小屋があった。事前の情報ではこの小屋にいる老人から手紙を受け取り、谷の反対側にある小屋の老人に手紙を渡せばクリアらしい。
「んじゃ、早速行くぞ」
未だに好き勝手やっているパーティーメンバー達に声をかけると、小屋の中へ入っていった。
5分後、クエストフラグを立てて谷へ入っていくと、マップに巨大な黄色い点が現れた。
どうやらこのクエストの趣旨は《The brightridge》に見つからないように谷を抜けることらしいが、俺達の目的は遭遇することなので、むしろ好都合だった。
「みんな、今日は集まってくれてありがとう。ターゲットは手強いらしいが、俺達なら十分に渡り合えるはずだ。……で、肝心のお礼の話だが……」
見返りの話を出すと、全員が現金にこっちに注目する。
「……何時か必ずする」
とまあ、あまり締まらなかったが、ともかく出発した。
____________________________________
「右斜め下から対空攻撃!!」
セインの警告に俺、キリト、アードは散開して火炎の砲弾を回避した。
現在位置は全体の3分の1程の場所。
俺達はアルマジロに似た砲台付きMobと戦闘をしていた。
回避した体勢から羽を操って更に複雑な回避軌道を描く。
今度は反対方向からの砲撃が次々と放たれた。
「せやぁぁぁぁ!!」
「どりゃぁぁぁぁ!!」
砲撃の反動で硬直が生じたアルマジロにリズとクラインが斬りかかる。
堅い装甲をリズの戦鎚が叩き割り、露出した皮膚をクラインが切り裂く。
「リーファ!」
アードがシルフの高速機動を駆使して敵のロックから逃れる。
さらに、敵の死角である頭上に移動してそのまま上空から急襲した。アードの棍が装甲を砕き、接近していたリーファが止めを刺す。
アードはそれだけで終わらず、体勢を立て直す反動を使って跳躍し、さらにもう1体のアルマジロに襲いかかった。
「……と、キリト。サボってないで俺達も行こうぜ」
「そうしたいのは、山々だけど!!……っと!?」
俺とキリトに向かってドコドコ砲撃を加えているのはアルマジロ軍団より2回りほど大きなアルマジロ。
砲台を4門揃えた統率個体だ。回りには取り巻きらしい通常のアルマジロよりやや大きめな体を持ち、砲台を2門持ったや
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ