暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0099話
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功したらしい」

 ヴィンデルにその報告が入ったのは、伊豆基地が襲われているという情報が来てから2時間程後の事だった。
 俺達へと知らせるその様子は、肩の荷が下りたといった様子だ。
 実際、ここで伊豆基地がアインストによって壊滅していた場合はこちらの計画もかなりの部分練り直しになっただろうから、ヴィンデルの心労も分からないではない。

「じゃあ、ミッション・ハルパーは計画通りでいいんだな?」
「ああ。レモン、お前には機密通信装置を使ってW17に連絡を取って貰う。色々とトラブルが起きているようだから、お前がきちんと様子を見ておけ」
「分かった。じゃあ早速……アクセル?」

 作戦司令室を立ち去ろうとするレモンの後に付いていく俺を不思議そうな顔で見ているレモン。

「いや、W17があれからどうなったのかは俺も興味があってな。通信に口を出すつもりはないが、奴の様子は見ておきたい」
「あらあら、心配性のパパみたいね」
「ふん、何か言ったかママ?」
「はぁ……もういい。2人でいいからさっさと行ってこい。ここでイチャつかれるよりはその方がマシだ」

 まるで犬でも追い払うように、手であっちへ行けという仕草をするヴィンデル。
 俺とレモンは苦笑を浮かべつつも、機密通信装置のある部屋へと移動する。





「…という訳で指令は以上よ。理解したかしら?」
「了解しちゃいましてございます。そちらのタイミングに合わせてハガネを制圧したりなんかしやがればよろしいのね」
「ふふ。その喋り方、可愛いわよ。自分の子供の新しい一面を見た感じで、ちょっと嬉しいかもね」

 レモンとラミアの通信を少し離れた所で聞いているが、こうしてラミアの様子を見るに、その自我は完全に確立したと言っても問題無いだろう。

「ご報告しまくった通り、言語系がハチャメチャにバグっちゃっているのでございましたのですわ。その事よりレモン様。質問をしてしまいましてよろしいのですの事ですか?」
「質問? どうしたの? 指令内容に何か不明な点でもあったかしら?」
「戦争のない世界に望まれた子供と、戦争をする為に生まれた子供。その違いはどこにあるのでしょうですか?」
「何を言っているの? 大事な作戦の前なのに……大丈夫?」
「あ、申し訳ないの事であります。お忘れまくられてくださいのです」

 そのラミアの様子を見てレモンも気が付いたのだろう。自分が待ち望んでいた変化がラミアに現れた事を。

「興味深いお話ね、W17。でもそれは今回の指令を遂行した後でゆっくり話し合いましょう。私も考えていた事なのだから」
「レモン様もでありまするのですのか? 了解いたしたりしました。指令の遂行を最優先にしちゃいますのです」
「ええ、お願い。じゃあもう一度確認するわ
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