暁 〜小説投稿サイト〜
失われし記憶、追憶の日々【ロザリオとバンパイア編】
原作開始前
第二話「侵入者」
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
ように優しく叩くだけだった。


「言ってくれればハンカチの一枚や二枚、また縫ってやるのに。だけどまあ、そこまで大切にしてくれてたんだな。ありがとう」


 はっと顔を上げると、兄さんは既に先を歩いていた。


「ほら、帰るぞ二人とも」


 クスクス笑う姉さんが可愛らしく私にウィンクする。


「素直じゃない兄妹ね」


 それには答えず兄さんの後を追う。


 熱を帯びた顔を自覚しながら、ただ兄さんの背中を目指して。


[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ