暁 〜小説投稿サイト〜
混沌の魔術師と天空の巫女
第2章 妖精の尻尾
闇の暴走
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「消え・・・た・・・?」

「ぐぅっ!」

バタン!

コージはそのまま倒れた。

「お兄ちゃん!」

ウェンディはコージのもとへ駆け寄った。

「お兄ちゃん!お兄ちゃん!!!」

「落ち着いてウェンディ!!」

シャルル、ナツ達のコージのもとへ駆け寄り、
シャルルはウェンディを少し落ち着かせた。

「こいつが死ぬわけ無いでしょ!」

「うむ・・・気を失っている様だ。」

「本当ですか・・・?」

「嘘言ってどうするのよ。」

ウェンディの言葉につっこむシャルル。

「よかった・・・。」

ウェンディはホットとした。

「でも、何で今回は大丈夫だったんだろう・・・。
 前は暴走が収まるまでだったのに・・・。」

「そいつはコージ本人に聞くしかないな。」

グレイがそう言う。

「取りあえず、これから我々は・・・」

「んがっ!?」

エルザがこれからの事を言う前にナツが何かにぶつかったようだ。

「何だこれ!?」

「地面に文字があるよ!」

「これって・・・」

「「「「「術式!?」」」」」

グレイ、エルザ、ルーシィ、ウェンディ、シャルルがそう言う。

「まさかまた・・・」

「おや、あなた達でしたか、妖精の尻尾(フェアリーテイル)。」

そこにいたのは、ニルバァーナの時にホットアイとジェラールを連れて行った、
新生評議院の第四強行検束部隊隊長、ラハールであった。

「評議院!?」

「この山で何かあった様だから、調べに来ましたが、また問題を起こしたのですか?」

「待って下さい!」

声のする方を向くと、何とラクッタ山の近くの村でコージ達が助け出したヤッカルであった。

「この人達は村長から依頼を受けて、この山の頂上の光を調べていたんだ。
 どうやら闇ギルドがエーテリオンの研究をしていたんだよ!」

「何っ!?それは本当ですか?」

「ああ、彼らと一緒に、その闇ギルドの部下から聞いたんだ。」

「それと、そこに男が倒れているだろ?そいつが闇ギルドのボスだ。」

エルザの言葉にラハールは男の方を向く。

「こいつは闇ギルド『恐怖の知識(フィアーノウレッジ)』のチヴァスか・・・!
 そいつを捕えろ!それと術式を解除しろ。」

「はっ!」

ラハールの事番に部下達は従い、チヴァスを捕え、術式を解除してくれた。

「ラハール隊長。このこんな男も見つけました。」

それは大砲に押しつぶされていたデックであった。

「そいつも闇ギルドの一員だ。」

エルザが言う。

「よし!後は恐怖の知識(フィアーノウレッジ)である者達を探して捕えよ。」

「はっ!」

ラハ
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