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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第三十話 二人の刺客
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「戯言か?今ここで」
「戯言ではない」
しかし『彼』はそれを否定する。
「貴様にはわからないようだがな」
「何が言いたいのかはわからないが」
キャリコはいぶかしんだままクォヴレーに言葉を返す。
「いいだろう。今日はこれまでだ」
「撤退するのだな」
「気が変わった」
不敵な笑みでクォヴレーに答える。
「だが忘れるな」
しかし言葉は忘れない。
「いずれ俺の手で御前の存在を消してやる」
「好きにするがいい」
『彼』はこう答える。ここでも表情を変えない。
「貴様にできるのならばな」
「言っておけ。今のうちに」
仮面の下の口が歪む。だが彼も負けずに言う。
「それまでアインを預けるぞ」
「聞いてはおく」
「・・・・・・ふん」
これ以上は話さなかった。彼は撤退に移っていた。
「また会おう」
こうしてキャリコは撤退した。するとクォヴレーはすぐにコクピットの中に倒れ込んだ。その髪の色も急激に元に戻っていくのであった。まるでそれが幻想であったかのように。
「クォヴレー!」
「クォヴレー君!」
そこにアラドとゼオラが近寄る。そして彼に声をかけた。
「一体どうしたんだよ」
「通信もモニターも遮断されていたし」
「アラド・・・・・・それにゼオラ」
クォヴレーは二人の言葉で意識を取り戻した。そうして二人に問うたのであった。
「俺は何を」
彼が問うたのであった。
「今何があった」
「えっ!?」
「何を言っているの!?」
二人はクォヴレーの言葉を聞いて目を丸くさせる。それは彼等こそが聞きたいことだったからだ。
「教えてくれ」
クォヴレーはまた二人に問う。
「今何があったんだ」
「御前ひょっとして」
「さっきのことを」
二人はそれを聞いて驚きの顔で言う。
「覚えていないっていうのかよ」
「まさか」
「俺はあの仮面の男の攻撃を受けて」
それは覚えている。
「それから何が。何をしたんだ」
「それは」
「その」
二人はモニターで顔を見合わせる。言葉を出しかねていたのだ。
「教えてくれ」
クォヴレーはまた二人に対して問うた。
「俺は一体何をしたんだ、何が起きたんだ」
「クォヴレー・・・・・・」
「クォヴレー君・・・・・・」
二人も答えられなかった。そうしてこの場はとりあえず本隊と合流した。サイド3での戦いは何なく終わり皆ゼダンに帰ろうとしていた。
「あたしはあっさり終わったんだけれどね」
「まあな」
「最初は大変だったがな」
セレーナはアイビスとスレイの突込みを受けながら話をしていた。
「そっちは大変だったみたいね」
「大変っていうかさ」
「あれは」
アラドとゼオラは難しい顔でセレーナと話をしていた。そこにはクォヴレーもいる。
「何かおかしいんだ」
「クォヴレー君も自分
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