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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第三十話 二人の刺客
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流れてさえいた。
「まずいことになったな」
「そうね」
フーレの艦橋で仮面の男女が話をしていた。
「地球降下に失敗しこれでは」
「司令に何をされるか」
「わかったものではない。損害を最小限に食い止め撤退するか」
「そうね。それじゃあ」
「うむ・・・・・・いや」
だがここで男が何かに気付いた。
「待て」
「どうしたの!?」
「あれは」
クォヴレーの機体に気付いたのだ。
「あれはまさか」
「そういえば」
そして女はセレーナを見ていた。
「まさかあの女」
「ふむ、そうか」
男はここで思わせぶりな笑みを口元に浮かべた。そうして言うのだった。
「お互いロンド=ベルに獲物を見つけたようだな」
「そうね。それじゃあ」
「撤退の前に一仕事だ」
そう言うと艦橋を後にした。
「それでいいな」
「ええ、わかったわ」
女もそれに頷く。そうして彼等は出撃したのであった。
「何だありゃ」
「見たこともないマシンだな」
ロンド=ベルの面々は戦闘の中でフーレから出た二機の黒と金、青と銀のマシンを見て声をあげた。中型で翼を持っているように見えるマシンであった。
「バルマーの新型か」
「それか指揮官機か」
「ふむ、このヴァルク=バアルの調子はいい」
「ヴァルク=イシャーもね」
二人はそれぞれのマシンの中で言うのだった。
「では俺はあの男をやる」
「わかったわ。では私は女を」
「それぞれな」
「仕留めさせてもらうわ」
そう言い合うとそれぞれ動いた。そうしてヴァルク=バアルはベルグバウに、ヴァルク=イシャーはソレアレスにそれぞれ向かうのであった。
「アイン」
男はクォヴレーに対して声をかける。
「与えられた任務を遂行できぬ者は欠陥品だ」
「アインだと!?」
クォヴレーはその声に微かに眉を顰めさせた。
「それは一体誰だ」
「ゴラー=ゴレム隊の情報漏洩を防ぐ為にも御前を破壊する」
そう言って攻撃を浴びせる。クォヴレーはそれを何とかかわした。
「この攻撃は」
「何だ、今のは!?」
「急に出て来た!?」
クォヴレーと同じ小隊にいたアラドとゼオラが今の敵の攻撃を見て言う。
「何て速さなんだ!」
「クォヴレー君、気をつけて!」
「今のをかわしたか」
「誰だ、貴様は」
「わかっていると思うが」
仮面の男はこうクォヴレーに言った。
「とぼけているのか」
「とぼけている。何をだ」
「ふん、記憶をなくしていうのか」
男はクォヴレーの言葉を聞いてこう考えた。
「ならそれでいい。消えろアイン」
剣を出して斬り掛かる。それがベルグバウを切り裂いた。
「うっ・・・・・・」
「クォヴレー!」
「クォヴレー君!」
今の一撃を受けたクォヴレーはそのまま落下していく。仮面の男はそれを見て女に通信を入れ
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