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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第三十話 二人の刺客
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皆に声をかける。
「出撃だから」
「ああ、わかってるよ」
コウが二人に応える。
「それじゃあ今から」
「気分のいい敵だったらいいけれど」
「悪いが敵は選んでくれねえさ」
モンシアがチャックに言う。
「それは我慢しな」
「じゃあ終わってからのディナーは選ぼうかな」
「今日のはもう決まってるぜ」
ところがそれにもヘイトが言ってきた。
「何ですか、それは」
「和食ですよ」
アデルが答える。
「確かお刺身ですね」
「ああ、だったらそれでいいよ」
チャックはそれで満足だった。
「クスハかラクスが切ったものじゃない限りは」
「彼女達もね」
セイラは難しい顔を見せてきた。
「あれも一種の才能ね」
「セイラさん料理の方は」
「一人暮らし長かったから」
そうクリスに答える。
「それなりのものはできるつもりよ」
「そうなんですか」
「少なくともあの二人のよりは」
これは断るのだった。
「あとミナキのも」
「何でうちは料理上手と料理下手の差が凄いんだろうな」
「それも謎だね」
ハヤトがカイの言葉に応える。
「よく考えたら」
「そうだよな。地雷が凄えからなあ」
カイは地雷と評する。
「うちの料理は」
「割合でいけば少しだけれど」
「だから地雷なんだよ」
スレッガーが言う。
「地雷は少し紛れ込んでいるからこそ効果があるんだ」
「ですね」
「確かに」
カイとハヤトはスレッガーの今の言葉に頷いた。
「そうじゃなければ効果がない」
「言い得て妙ですね」
「その地雷に気をつけて戦いの後は飯を楽しむとしようぜ」
「そういうことだな」
リュウも言う。
「じゃあ皆行くか」
「はい」
「それじゃあ今から」
皆それに頷く。そうして出撃するのであった。
ロンド=ベルは出撃した。サイド3のすぐ前に布陣している。目の前にはバルマーの軍勢がいる。
「!?見たところ」
シナプスはその彼等を見て言う。
「数は大したことがないな」
「そうですね」
それにジャクリーヌが応える。
「レーダーにも反応がありません」
「ではあれか」
シナプスはそれを聞いて考えた。それから述べた。
「彼等は先に地球に降下して百鬼帝国達に撃退された軍だな」
「そのようですね」
それにパサロフが答える。
「ダメージを受けている機体も多いですし」
「だからだな。よし」
それを聞いてすぐに決断を下した。
「ここで彼等を叩いておく。いいな」
「了解」
「それでは」
「全軍攻撃開始だ」
今回は積極的に前に出ることにした。
「そして敵の勢力を削いでいくぞ」
その方針になった。こうしてロンド=ベルはすぐに敵に攻撃を仕掛けるのだった。
ダメージを受けていたバルマー軍は呆気なく劣勢に陥った。指揮艦では不穏な空気が
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