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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第二十九話 シャドウミラー
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迂闊に動けばそれこそ虎口に入ることになる。ただでさえ今の我々は」
「疑われているからな」
「だからだ。今は動くべきではない」
「若し素性を公にされればどうするのだ?」
「その時は去る」
アクセルの考えは決まっていた。
「それしかない。何としてもな」
「そうか、わかった」
「ラミア、今はだ」
またラミアに言う。
「何も知らないふりをしておく。いいな」
「わかった」
二人はそんな話をしていた。ロンド=ベルは前方にいるシャドウミラーの軍勢に対して布陣を進めていた。その中でリーはじっとその二人を見ているのであった。
「流石に今回は動けないな」
「まあそうでしょうね」
リーにホリスが答えた。
「やっぱりシュウ=シラカワ博士がいますから」
「しかし。シャドウミラーか」
リーは今度は前方の敵を見て呟いた。
「別の世界から来た敵か、今度は」
「次から次にとよくもまあ」
「・・・・・・おかしいな」
リーは今度はこう述べた。
「幾ら何でも。有り得ないことが続いている」
「有り得ないですか」
「そうだ。七年戦争が終わりそれから七年が経ってバルマー戦役がはじまった」
話をそこまで遡らせる。
「その時から有り得ないことが次々と起こっている。違うか」
「そういえばそうよね」
その言葉にアカネが頷く。彼等はシュウと同じ疑問を抱いていたのだ。
「それも凄い確率で」
「何かあるというのか」
リーはその顔を険しくさせる。
「ここにもまた」
「何か全部つながったら凄い話になりそうだな」
ブレスフィールドも言う。
「どうやらな」
「つながっているかどうかはわからん。だが」
リーは言う。
「あのシャドウミラーの存在がかなりわかったのは大きいことだ」
「はい。では」
「このまま全軍攻撃に移る」
リーはシホミに応えて攻撃を命じる。
「攻撃目標はシャドウミラー主力、いいな」
「了解」
「おいシュウ」
マサキは攻撃命令が下る中でシュウに声をかけた。
「手前も攻撃に参加するんだよな」
「そのつもりです」
当然ながらシュウもここにいる。既にネオ=グランゾンに乗っている。
「ですが少し別行動を取らせて頂きます」
「別行動!?」
「はい、といっても普通に先頭には参加させて頂きますので」
そう言いながらネオ=グランゾンを前面に展開させてきた。
「そこは御安心下さい」
「そうかよ。じゃあまあ頼むぜ」
「はい。では行きましょうマサキ」
「俺にかよ」
マサキはそれでもシュウの言葉に応える。
「他に周りに誰も折られませんので」
「そうだったのか?」
「あたしがいますよ」
チカの声がした。
「ちゃんと御主人様の側にね」
「チカは私のファミリアですので」
だから当然だというのだった。
「別にどうとい
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