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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第二十九話 シャドウミラー
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出現場所ですが」
「まさか」
「あの男」
ラミアとアクセルはシュウのこれからの言葉に注目した。彼等も集まっていたのである。
「サイド6近辺です」
「サイド6か」
ブライトはそれを聞いて考える顔になった。それからまた言うのだった。
「わかった。ではすぐにそちらに向かおう」
「はい。それでは私も」
「しかしよ、シュウ」
ここでマサキはまたシュウに声をかける。
「何か?」
「他にすることがある御前がここで戦うっていうからにはそこにはかなりのものがあるんだろうな」
「それはその時になってみればわかります」
シュウはこう言うだけであった。
「その時に。それで宜しいでしょうか」
「ああ、それならそれでいいさ」
マサキもその言葉を受ける。
「じゃあ行くか」
「はい」
「しかしまたネオ=グランゾンを見られるとは思わなかったぜ」
マサキは今度はネオ=グランゾンについて言及してみせた。
「あのマシンで手前は何をするつもりなんだ」
「私が目指すものはいつも同じです」
シュウは微笑んでマサキにこう答える。
「いつもね。それは」
「自由かよ」
「そうです。それを手に入れることこそが私の望み」
彼は言う。
「おわかり頂ければ幸いです」
「ということは御前はまだそれを手に入れていないってことだな」
今の言葉からそれがわかった。
「結局のところは」
「その通りです。ネオ=グランゾンにもまだわかっていない部分がありまして」
「あれにか?」
「そうです。ブラックボックスになっている部分があるのですよ」
マサキに対して言う。
「何故かわかりませんが」
「パイロットがわからない謎かよ。しかも設計者、開発者が」
「そういうわけです。ある一部分だけですが」
シュウの目が考えるものになっていた。
「そこがどうしてもわかりません」
「あのマシンも色々あるんだな」
「おそらくそうした意味ではサイバスター以上です」
こうも言うのだった。
「そこは御了承下さい」
「何かそこにも謎があるような気がしてきたな」
これはマサキの勘であった。
「変なことにならなきゃいいがな」
「既にその変なことになっている可能性があるとは考えませんか」
「!?そりゃどういうことなんだ」
マサキは今の言葉を聞いてまた問うた。
「既にっていうのは」
「ですから。おかしいとは思われませんか、マサキ」
シュウはマサキに対して真顔で問うてきた。
「あまりにも偶然が多過ぎるのですよ」
「偶然か」
「偶然異世界に飛ばされたり異世界の存在が出入りしたり誰かが攻めてきたり地中の勢力が復活したりといったことが続いています」
「確かにな」
言われてみるとその通りだ。マサキもそれに頷いた。
「偶然にしちゃあんまりにもな」
「わかりますね。
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