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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第二十九話 シャドウミラー
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出来ています」
「何だって!?」
アムロはそれを聞いて思わず驚きの声をあげた。
「そういった世界もあるのか」
「そうです。そして平和な世界になっています」
シュウはこうも言う。
「驚かれましたか?」
「驚くも何も」
アムロだけでなく他の面々もそれを聞いて驚きを隠せない。
「そんな世界があるなんて」
「信じられない」
「そしてその政府の大統領は」
「誰なんだ?」
「シャア=アズナブルです」
「むっ!?」
それを聞いてまずはクワトロが声をあげた。そうして他の面々も。
「それは本当のことなのか」
「はい。民主的な選挙により大統領に選ばれていますよ」
穏やかに笑ってそのクワトロに告げる。
「そして平和な政治を行っているのですよ」
「成程な。あの男がか」
クワトロはそれを聞いて微妙な笑みになった。
「中々面白い話だ」
「こちらの世界とは全く違うのです」
シュウはそれを強調する。
「何もかもが。だからこそそうしたことも起こっているのですよ」
「つまりその人物がいても同じことをするとは限らないんだな」
「そうです」
アムロにも答える。
「貴方が独裁者となっている世界もあるかも知れません」
「おいおい、俺が独裁者か」
アムロはシュウの今の言葉に苦笑いになった。
「似合わないな、それは」
「例えば貴方達の思うがままの世界もあるでしょう」
シュウは今度はキラとラクスを見て言う。
「もっともこちらの貴方達はそれを望んではおらませんが」
「そんなの全然よくないよ」
「その通りです」
キラとラクスはすぐにシュウに言葉を返した。心外といった様子で。
「僕は皆を守りたいだけですし」
「平和が戻れば。他には」
それがこちらでの二人の考えであった。
「政治家とかには興味ないです」
「私は独裁者は忌むべきだと考えています」
「それだけ多くの世界があるということですよ」
シュウはそんな二人にも笑って告げるのであった。
「例えです、例え」
「ここにいるメンバーの何人かがいなかったりもするのか」
「それも当然のことです」
シュウはムウにそう答える。
「貴方にしろ私にしろ既にこの世にはいないか最初からいない世界もあるでしょう」
「何かそこまで聞くとおっかないな」
ムウは思わず肩をすくめさせた。
「どうにもこうにも」
「そういうものです。こちらの世界はこちらのこと」
シュウはこう言う。
「関係はありませんが互いに影響し合うものでもあります」
「そこまで言うとわからなくなってきたな」
マサキは眉を顰めさせる。
「何かよ」
「言葉には出せなくても感覚でわかっていればいいです」
だがシュウはそれには言及しない。
「それだけで」
「そうなのかよ」
「はい。それでは今度のシャドウミラーの
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