第二十八話 剣神現わる
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」
「おいおい、有り得ないぜこれってよ」
ジュドーもまた同じものを感じているようであった。だからこそ話に入って来たのであろう。
「しかしだ」
ハマーンもまた同じものを感じていた。
「この戦い自体がそもそも普通ではない。ならば」
「有り得るってことか。これも」
やはりカミーユも感じている。ニュータイプ能力を持つ者全てが感じていたのだ。
「ハマーン」
ミネバが少し怯える声でハマーンに通信を入れてきた。
「だが一方の気配、これは」
「はい」
ハマーンも警戒する顔でミネバに応える。
「同じものでも一方はさらに」
「激しいものではない。邪悪よ」
ミネバはこう表現したのだった。
「邪悪なものを感じるわ。これが近付いて来たら」
「御安心下さい、ミネバ様」
ハマーンはここではミネバの心を安からしめることにした。
「私がいます。ですから」
「守ってくれるのね」
「いつもと同じです」
声が優しいものになっていた。
「ですから。御安心下さい」
「わかったわ。じゃあ御願いね」
「ええ。それにしても」
ミネバが落ち着いたところでまた気配に対して言うのであった。
「あの男と同じで違う。これは」
「ハマーン様」
マシュマーがここでハマーンに声をかけてきた。
「どうした?」
「敵がまた迫って来ております」
そう報告してきた。彼はビームライフルで敵を一機屠っていた。ビームで貫かれた敵がそのまま炎に変わる。その中でハマーンに対して言うのであった。
「ここは」
「わかっている。ならば」
ファンネルを放つ。それで彼女もまた多くの敵を倒していくのであった。
ゼンガーは今誰の前にもいない。しかし気配は感じていた。
「姿を現わすのだ」
その気配に対して告げる。
「俺の前に。いざ!」
「よかろう」
気配が応えた。そうしてその何かが姿を現わしたのだった。
「えっ、あれって」
「まさか!」
そのマシンを見てクスハとブリットが声をあげた。
「嘘、そんな筈が」
「だがあれはやっぱり」
「我はウォーダン」
そのマシンから声がした。
「ウォーダン=ユミル!メイガスの剣なり!!」
「ウォーダン=ユミル!!」
「誰なの、それって!」
それを聞いたカチーナとガーネットが思わず声をあげた。
「しかも今の声ってよ」
「ああ」
ライも必死で冷静さを保ちながらリュウセイに応える。
「間違いない。しかし」
「まさかこれもまた」
アヤはある疑念を抱いた。
「クローン!?けれどどうして」
「メイガスに敵対する者は全て破壊するッ!!」
ウォーダンと名乗る男はそう叫ぶとダイゼンガーに向かった。そうしてその巨大な太刀を繰り出してきた。
「むっ!!」
「一意専心!!」
こう叫んで剣を出してきた。
「斬艦刀、一文字斬り
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