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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第二十五話 マーグ再襲来
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らかそうとしているのです」
「私を・・・・・・しかしそれにしてはあまりに」
「私を信じて下さい!」
何故か。必死の顔でマーグに対して叫ぶロゼであった。
「この私を。是非共」
「ロゼ・・・・・・」
「司令は私が御守りします」
必死にタケルの前に立ちはだかって言う。
「ですから。この私を」
「信じていいんだね」
「えっ!?」
しかし。何故かマーグの言葉に顔を強張らせる。
「ロゼのその言葉を。信じていいんだね、私は」
「は、はい」
何故か言葉が戸惑っていた。
「そうです。是非」
「わかった。じゃあ信じよう」
マーグは微笑んでロゼに頷いたのだった。
「それじゃあ今は」
「戦線は既に我等に不利です」
しかし最早戦うことは無理だった。それにはあまりにも数を減らされていた。
「ですからここは」
「わかった、撤退だね」
「後詰は私が務めます」
ロゼは自らそれを名乗り出た。
「ですから」
「わかった。じゃあ頼むよ」
「はい。ゴッドマーズ!」
ロゼはマーグの言葉を受けてからタケルとゴッドマーズをキッと見据えた。
「マーグ司令には一歩も触れさせない。それだけは覚えておくのだ!」
「待て、まだ俺は!」
「ええい、黙れ!」
撤退するマーグに向かおうとするタケルに攻撃を仕掛ける。
「マーグ司令は知らないと言っておられる!それなのにまだ言うつもりか!」
「俺は知っている!兄さんは!」
「黙れと言っている!司令をたぶらかせるな!」
「嫌だ!兄さん!」
もう姿が見えなくなった兄に対して叫ぶ。
「俺はまだ!兄さんを諦めない!絶対に!」
「まだ言うのか!」
ロゼは最後までタケルを止めて戦場から離脱した。最後に残ったのはロンド=ベルであったがそこに勝利の喜びはなかった。タケルの慟哭だけがあった。

第二十五話完

2007・11・26
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