第二十四話 ネビーイーム出現
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、無事だったのね」
「俺はこれ位で死ぬわけにはいかないからな」
いつもの凱の言葉であった。
「御前の為にもな」
「もう、そんなこと言って」
命はそれでも今の凱の言葉に顔を赤らめさせる。
「わかったわ。戦いが終わったら熱いコーヒーを一杯ね」
「ああ、頼む」
「総員出撃!」
大河の指示が下る。
「攻撃目標バルマー帝国軍。いいな!」
「はい!」
全員それに従いすぐに出撃する。そうしてバルマー軍に突き進み次々と倒していくのだった。戦い自体は速やかでありバルマー軍はすぐにその数を大きく減らした。だが。
「やっぱり」
命が目の前の機器を見て言う。
「反応がさらに大きくなっています」
「またか」
「そうです。より一層」
大河にもそう答える。
「これは一体」
「何が起こるというのか」
大河はそれを気にしていた。
「ここで何が」
「!!」
スワンが思わず驚きの声をあげた。
「いけまセン!」
「どうしたスワン!」
妹の声を聞いて思わずスタリオンも声をあげた。
「何があったんだ!」
「何かが来マス!」
スワンはそれでもまた叫んだ。
「これは・・・・・・マサカ」
「何ッ!これは!」
次に叫んだのは火麻だった。彼はモニターを見ていた。
「マジかよ、これは!」
「嘘・・・・・・そんな」
命もまた。モニターに映るものを見て呆然としていた。
「こんなものが」
「馬鹿な!バルマー帝国はこんなものまで出せるっていうのか!」
凱も叫ぶ。彼等の前に姿を現わしたのは巨大な球体だったのだ。衛星そのものの大きさの。
「これだけのものを」
「久し振りだな、地球の諸君」
「マーグ!」
「兄さん!」
彼等の聞き慣れた声であった。その声の主は。
「元気そうで何よりだ。このマーグそれを嬉しく思う」
「マーグ、貴様か!」
凱がマーグに対して叫ぶ。
「この巨大衛星を持って来たのは!」
「そう」
マーグは凱のその言葉に頷くのだった。
「このネビーイームを。地球攻略の切り札に持って来た」
「地球攻略の」
「まさかこれだけのものを」
「これを持って来た意味は諸君等にはわかると思う」
マーグはまた彼等に言ってきた。
「これで我々は地球圏を完全に勢力下に置く」
「やれるものならやってみろ!」
最初に反論したのは凱であった。
「俺達をそんなもので退けるというのならな!」
「それは宣戦布告ということかな」
「そうじゃなきゃ何だっていうのかな」
万丈がクールに言葉を述べてきた。
「そもそも君達とはとっくの昔に交戦状態に入っているのだし」
「そうだ、その通りじゃねえか」
甲児も言う。
「とっくの昔に手前等とは戦ってるんだ!宣戦布告もねえだろうがよ!」
「では。容赦する必要はないな」
今度出て来たのはロ
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