第二十三話 今こそここに、真の超獣機神
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「少しはな、大人になってくれ」
「何ィ!?俺は何時でも」
「肝心な時は子供じゃない」
ルナマリアの容赦ない突込みが炸裂した。
「あの変態仮面倒したのは何だったのよ」
「キラとのタッグの補正効果!?」
メイリンまで入って容赦なく突っ込み攻撃を浴びせるのであった。
「全く。普段は完全に子供なんだから」
「世話の焼ける」
「御前等、ちょっとは容赦を」
「だからな、シン」
アスランが見るに見かねて彼を止める。
「そう言うから余計に御前は」
「ええい、五月蝿い」
しかも聞こうとしない。いつも通り。
「今度こそこいつ等を」
「何、やろうっての大尉さん」
「将校が暴力振るっていいのかしら」
「いや、それを言ったら」
キラがそれに突っ込みを入れる。
「ブライト艦長は何なのかな」
「ふふふ、いい思い出だな」
アムロがその時を思い出して笑う。
「なあブライト」
「あの時はお互い若かったな」
「若かったっておい」
それにバサラガ突込みを入れる。
「あんた達、まだ二十代じゃねえのかよ」
「そうよねえ」
「グババ」
ミレーヌとグババが今のバサラの言葉に頷いた。
「そういえば」
「そうだよ。どうしてそんなに爺むさい言葉が言えるんだ」
「いや、何となくだ」
「別にそんな気はない」
二人の返事はこうであった。そんなつもりはないのだ。
「気にしないでくれ」
「私達はまだ若いのだしな」
「そうかしら」
ミレーヌはここまで来れば流石にそれを信用できなかった。
「とてもそうにな」
「そういえばよ」
またシンが言う。
「ハマーンさんだって二十一だって自称してるんだぜ。やっぱりこの部隊ってよ」
「だからさ、シン」
またキラが呆れて言う。
「それは言ったら駄目なんだよ」
「冥福を祈る」
アスランもこう言うしかなかった。
「残念だが」
「残念だがっておい」
シンがそれに何か言おうとする。その時だった。
「一体何を」
「さて」
後ろからジョーズの音楽が聞こえたように思えた。
「少年よ、覚悟はいいな」
「覚悟!?」
「今度は何がいい!?」
ドス黒いオーラと共の言葉であった。
「好きなのを選べ」
「そうだなあ」
シンはそれに応えて選ぶ。
「簀巻きにされてプールかな」
「わかった」
声は真の言葉に応えるのだった。
「それではそれでいこう」
「じゃあな、皆」
シンは仲間達に別れを告げるのであった。
「次の出撃までな」
「戻って来て下さいよ」
ニコルが彼に言う。
「貴重な戦力なんですから」
「わかってるって。じゃあな」
「せめてもの情けだ」
その声はさらに語る。
「苦しまないようにしてやろう」
「やれやれだぜ」
シンは自分の身体が浮くのを感じていた。
「全く口は
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