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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第二十三話 今こそここに、真の超獣機神
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た。
「全軍撤退だ!」
「急げ!」
「しかし」
シャピロは撤退に入る自軍を見て言うのだった。
「ファイナルダンクーガか。味な真似を」
ロンド=ベルの先頭に立って暴れ回るファイナルダンクーガを見て述べる。
「だがこの借りは必ず返す。覚えていろ」
だからといって諦めるシャピロではない。彼はそういう男であった。
「決してな」
そこまで言うと戦場を後にした。今回もロンド=ベルの勝利に終わった。
戦いを終えそれぞれの艦に戻る。忍はそこで仲間達と話をしていた。
「じゃあいつもあの形態なのはかえって駄目なんだな」
「ああ、そうだ」
アランが彼に答える。
「ファイナルダンクーガは確かに強力だがブラックウィングまで必要だ」
「ああ」
「ブラックウィングが必要な時は分離した方がいい。その方が戦力が多くなる」
「まあそうだな」
忍もアランのその言葉には頷くものがあった。
「一機より二機だよな」
「そうだ、それがわかればいい」
アランは忍が頷いたのを見て安心した声になった。
「あれはあくまでいざという時の切り札だ。それでいいな」
「ああ、わかったぜ」
忍もそれに応えた。
「じゃあ普段はダンクーガのままでだな」
「そういうことだ」
ファイナルダンクーガは切り札になった。こうしてそれが決定したのだった。
その話が終わってからだ。ゼダンに向かうロンド=ベルに対してミスマルが通信を入れてきたのである。彼はまずユリカを見て言うのであった。
「おお〜〜〜〜〜、ユリカ!」
いきなり親馬鹿ぶりを発揮する。
「頑張っているようだな。お父さんは嬉しいぞ!」
「これが任務ですから」
ユリカは明るい顔で父に述べた。
「お父さん、当たり前よ」
「当たり前のことを当たり前にする」
それでもミスマルは泣きながら言う。
「それが素晴らしいことなんだよ」
「それはそうと司令」
リーがここでミスマルに問うた。
「むっ!?」
「あのムゲ=ゾルバトス帝国についてですが」
「言いたいことはわかっている」
「左様ですか」
「彼等の素性についてだな」
「はい」
それであった。生真面目な彼らしい質問であった。
「彼等は一体。やはり」
「そうだ、間違いなく異世界から来ている」
ミスマルはリーにそう答えた。
「その兵器は今まで見たものではない。確実にな」
「そうですか、やはり」
「だが。それでも詳しいことはまだわからない」
ミスマルはこうも述べた。
「残念だがな」
「そうなのですか」
「全てがわかるのはおそらくまだ先だ」
「では。今は黙って戦うしかないですか」
「そうだ。しかし」
ここでミスマルは言う。
「おそらく当分の間彼等は大人しいだろうな」
「それは何故」
「君達との戦いの結果だ」
そこを指摘するので
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