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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第二十二話 生きていた男
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味方を撃ってしまうわ」
「甲児なら半殺しでも大丈夫じゃない」
アスカは何気に物騒なことを言う。
「ここはいっちょ容赦せずに」
「アスカ、そうなったら修理費は自分持ちだよ」
「何ですって!?」
今の言葉には流石のアスカも動きを止めた。
「マジンカイザーを!?」
「高いよ、それもとても」
「そうね。止めておくわ」
「やい、そこの猿女!」
ここでその甲児の声がした。
「覚悟しやがれ!今日こそはお山に返してやるぜ!」
「何ですってえ!!」
早速頭に血が上るアスカであった。
「甲児!あんた本当に操られてるの!」
「バルマーに味方するドイツ猿!この俺が成敗してやるぜ!」
「いい度胸よ!ここで倒してやるから!」
「彼女をまず何とかして下さい」
「わかりました」
シンジがアズラエルに答える。
「とにかく。まずはあの戦艦です」
「そうやな」
トウジがアズラエルのその言葉に頷く。
「それを何とかせんとな。話にならへんわ」
「そういうことです。それでは」
「よし、一気に行こう」
ユウナが言った。
「幸い敵は随分減っているし。正面から攻めていけるね」
「それなら俺が」
「シーブック君がかい」
「はい」
名乗り出たのはシーブックであった。
「このヴェスパーならこの射程でも」
「いけるんだね」
「決めてみせます」
その言葉には絶対の自信があった。ユウナもそれを受けるのだった。
「わかった、じゃあ頼むよ」
「はい」
「援護は私がするわ」
セシリーがシーブックの側に来た。
「だから安心して攻撃に専念して」
「わかったよ。じゃあ頼むよ」
「ええ」
「これで準備はできましたね」
アズラエルはここまで見たうえで安心した笑みを浮かべた。
「こうして見れば実にハッピーエンドです」
「随分楽観的なんだな」
宙が彼に言った。
「どういうわけなんだ」
「何、全て見たうえでのことです」
アズラエルはそう彼に答える。
「シーブック君なら。いけます」
「それだけじゃない」
宙はまた言う。
「シャピロのこともだ」
「彼ですか」
何でもないといった口調を露骨に出していた。
「彼のことは何時でもどうとでもなります」
「さっきもそれを言ったな」
「言葉を取り消すつもりもありません」
また言うのだった。
「別にね」
「何でだ、そこまでまた余裕を」
「所詮。彼は小者です」
シャピロをこう評するのだった。
「そうした意味ではドルチェノフ総統やオルバン大元帥と変わりません」
「また随分と酷評ですね」
今度はルリが問うてきた。
「妥当な評価だと思いますが?」
「だからか。今放置していいのは」
「ダンクーガが向かっていますがそれはそれでいいです」
やはり放置であった。
「後で。どうとでも
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