第二十話 謎の帝国
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ですし」
「そうなの」
「後申し送れましたが」
その黒髪の少女がにこりと笑って言ってきた。
「私はカティア=グリニャール」
「カティアね」
「はい。それで彼女がフェスティア=ミューズ」
大食漢の少女を指し示した。
「宜しくね。テニアって呼んで」
「それで彼女がメルア=メルナ=メイアです」
「メルアって呼んで下さい」
最後に金髪の少女が名乗る。彼女達は統夜とカルヴィナのところに来た。
「御二人のサブパイロットです」
「へえ、三人で二人の担当か」
「そうなの、大体ローテーションで」
テニアが甲児に言う。
「二人が一緒に乗ってもう一人がブリッジで管制して」
「そうやっています」
メルアも述べる。
「何か面白いわね」
「そうだよな。けれど何だよな」
甲児はまた述べる。
「今回結構子供が多いよな」
「いつものことじゃない」
さやかはそう言葉を返す。
「うちの部隊って子供多いじゃない、元々」
「それもそうか」
「そう思っている貴方に朗報!」
だがテニアがここで笑顔で叫ぶ。
「大人の女性もいるのよ、これが」
「おっと、それはいいな」
イルムがそれを聞いて笑顔になる。
「そこのお姉さん二人にカルヴィナ少尉だけじゃなくか」
「おい」
笑顔になるイルムにリンが突っ込みを入れる。
「わかっていると思うが」
「げっ、いたのか」
「最初からな。鼻を伸ばせば」
「わ、わかってるって」
彼は焦って恋人に言葉を返す。
「御前一人だからな。そこは」
「わかればいい」
リンはまた冷徹な様子で言葉を返す。
「わかっていればな」
「あれがリン=マオさんですね」
シホミがジュンに尋ねた。
「噂通りの人みたいですけれど」
「いい人よ」
ジュンはうっすらと笑って彼女に答えた。
「ああ見えても仲のいいカップルだしね」
「そうなのですか」
「喧嘩する程ってやつね」
アカネはそう解釈した。
「いい話じゃない」
「それでだ」
鉄也は真面目に問う。
「その他のパイロットは」
「こちらは二機です」
青紫のショートヘアの女が出て来た。カーキ色のスーツとミニスカートに身を包んでいる。
「貴女は」
「フェアリ=ファイアフライです」
その女はこう名乗った。
「スーパーソウルセイバー及びソウルランサーの管制です」
「へえ」
「二機のかい」
「はい。御二人のサポートです」
そうロンド=ベルの面々に答える。
「秋月様の」
「秋月!?ああ」
万丈はその名前に心当たりがあるようであった。ふと声をあげる。
「彼等もここに来たんだ」
「知ってるんですか、万丈さん」
「うん。日系の財閥でね」
そうミレーヌに答える。
「かなり大きな家だよ。確か双子の兄妹だったかな」
「そうです。ただ」
「た
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