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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第二十話 謎の帝国
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せん。クルーの大半がそのまま第一艦隊に残るのですから」
「それもわからん話だ」
リーはまたそう言う。
「それで何故この連中を」
「ミスマル司令の決定ですから」
「・・・・・・司令は時折変わったことをされる」
それでも有名である。
「だが今度ばかりはわからん」
「何しろロンド=ベルは激戦地域ばかり行っていますし」
「それはもう知っている」
だからこそ多くの戦果を挙げているのだ。
「しかし。それにしてもだ」
「まあそう仰らずに」
「命令だからか」
「そうです。もうすぐゼダンですし」
「・・・・・・わかった」
憮然として部下に答える。
「では行こう。それでいいな」
「はい」
こうして彼等はゼダンに入った。中にいるパイロット達も一緒である。
彼等はまず食堂に入った。そこで赤い髪の少女が大飯を平らげていた。
「うわあ、ここの御飯って」
彼女は巨大な丼の中の飯を食べながら言う。
「すっごく美味しいです」
「美味しいのはいいけれどよ」
甲児がそれを見ながら言う。
「これはまた。よく食う奴だな」
「甲児君もでしょ」
さやかはすかさず甲児に突っ込みを入れる。
「人のこと言えないじゃない」
「それもそうか」
「そうよ。それにしても今度もパイロットいるのね」
「そうです」
黒髪の少女が答えてきた。
「パイロットは紫雲統夜さんに」
「どうも」
紫の髪の少年が一礼する。
「宜しく御願いします」
「カルヴィナ=クーランジュさんに」
「宜しくね」
銀髪の美女がいた。
「カズマ=ガーディアンさん」
「俺と」
ここでカズマは隣の少女を指差す。
「ミヒロ=ガーディアンさん」
「宜しく御願いします」
「二人でパイロットやっています」
「こういう場合ってよ」
甲児がまた言う。
「妹がしっかりしているんだよな」
「何故それがわかった」
よりによってリーが甲児に問う。
「兜甲児だな」
「ああ。あんたが今度の艦長さんか」
「そうだ。リー=リジュン」
自分の名を名乗る。
「階級は中佐だ」
「俺と同期なんだ」
ここでテツヤが言ってきた。
「士官学校の時にな。こいつは首席で俺は次席だったんだ」
「へえ、あんた凄いんだな」
「大したことではない」
リーにとってはどうでもいいことのようであった。
「全く。よりによってこの一家と一緒とはな」
「何かあったの?」
さやかが早速ミヒロに問う。
「すっごい不機嫌そうだけれど」
「艦長ガーディアン家の人達と仲悪いんです」
「そうなの」
「海賊あがりってことで。昔えらい目に遭っていますし」
「成程ね」
さやかもそれを聞いて納得した。
「それでだったの」
「まあ気にしないで下さい」
黒髪の少女が笑って述べる。
「大したことじゃない
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