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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第十九話 シャピロの敗北
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ない。憮然としてコクピットに座っていた。
「全くよお。ファミリア同士好き勝手言ってくれるぜ」
「まあそういうもんでっしゃろ」
「ファミリアは御主人の無意識の産物なんやし」
「そうそう」
今度はミオの三匹のファミリアが言う。
「そやから自分やと思えば」
「そんなに気になることやおまへんで」
「大将はやっぱりどんと構えてこそ」
「だったらよ」
マサキはその三匹に突っ込みを入れるのだった。
「御前等はあれか?ミオの無意識なんだな」
「その通りですわ」
三匹はマサキにもそう答えた。
「それが何か?」
「おかしいでっか?」
「いや、全然そうは思わねえな」
これはマサキの本音であった。
「何か御前等だけは誰のファミリアかわかるからな」
「えっへん」
ミオはそれを聞いて誇らしげに胸を張る。
「それがミオちゃんの魅力なのよ」
「俺は別にそんなの言ってねえぞ」
マサキはミオにも言う。
「何か訳わかんねえことになってるけれどよ」
「そうかしら」
だがミオはそれに対する自覚はない。
「私は全然そんなのないけれど」
「おめえはそもそもそんなのねえだろ」
こうもミオに言う。
「何かよお。緊張感がねえっていうか」
「変に緊張しても何にもならないじゃない」
ミオの言葉は今回やけに説得力があった。
「そうじゃない?カチコチになっても」
「そうだけれどな。とにかくあれだ」
彼はまた言う。
「今度の戦いも激しくなるのだけはわかっておけよ」
「了解」
「来ました」
ここでハーリーの声が伝わる。
「前方にその数二千」
「二千かよ」
マサキはその数を聞いて気を一気に引き締めた。
「まずはそれだけだな」
「他にも千機確認されています」
ハーリーはそうも報告してきた。
「かなりの数です、注意して下さい」
「ああ、わかった」
マサキはそれに頷く。そうすると前を見据えた。
「来るなら来い、今度こそ引導を渡してやるぜ」
「ねえねえ忍さん」
ミオはその中で忍達に声をあげた。
「シャピロも来てるみたいよ」
「わかってるぜ、それはよ」
忍はその敵を見据えながらもう戦いに心を向けていた。
「シャピロ、今度こそぶっ潰してやる。覚悟しやがれ!」
「全軍前方へ」
その中でユリカが指示を出す。
「迎撃に向かいます。いいですね」
「おう!」
忍が応えた。
「一気にいくぜ。やあああああってやるぜ!」
そうして叫ぶ。これが合図となった。
ロンド=ベルはバルマー軍に一気に進む。そうしてまずは無人機を次々に屠っていく。所詮無人機では彼等の相手はとても務まらなかった。
「ふむ」
シャピロはそれを後方から見ていた。彼は艦橋から敵を見ている。顔は冷静だがそれでも目の色が違っていた。やはり冷静ではないものもまだ残っ
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