禁書目録-Index-
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、今何をしても間に合わないだろう。
間に合わない、そう三人が判断した瞬間、今まで何も手を出していなかった神童が動いた。
先程まで火織の後ろにいた筈の神童の姿は少年の背後に移動しており、魔方陣に向けて手を翳している。
そして次の瞬間、禁書目録が展開した魔方陣による攻撃と、神童による光の奔流が真正面がぶつかった。
「こっちは俺が抑えておく!今のうちにインデックスを!」
少年は背後で起こったエネルギーの衝突による余波で体が吹き飛びそうになるが、咄嗟に足に力をいれ、踏ん張ることでどうにかその場にとどまることが出来た。
そのまま神童に言うとおり、後ろは神童に任せ、自分は目の前の魔方陣を壊すことに神経を費やした。
(この世界が神様の作った奇跡の通りに動いてるってんなら…)
そして遂に少年の右手が触れている魔方陣にヒビが入り始め、そして遂に魔方陣は粉々に砕け散った。
「まずはその幻想をぶち殺す!」
少年がそう大きく叫ぶと同時に少年の右手はインデックスに触れた。
「―告―首輪の致命的な破壊―最終―滅―」
最後に何かをつぶやきながらインデックスは真正面から地面に体を預けた。
「イン…!」
少年は倒れたインデックスに近寄り、無事かどうかを確認し、安堵の息をこぼした。
それを後ろで見ていた神童達も安心し、少しの笑みを浮かべる。
これで終わった。
そう神童達三人は思ってたが、禁書目録の放った聖ジョージの聖域の余波である羽が少年の頭上に落ちてきた。
少年はそれを右手で払うことで安心したようだが、払ったと思った羽はしっかりと払えておらず、そのまま少年の頭上へと落ちた。
ゴッという鈍い音と共に少年はインデックスの隣に倒れ、ピクリとも動かなかった。
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