暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン 無邪気な暗殺者──Innocent Assassin──
SAO
〜絶望と悲哀の小夜曲〜
巨人のツル
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らず笑顔を浮かべている。手を取れと言うことらしい。

「………………???」

よく解からないうちに、その手を取る。

少年はにっこりと笑い、一瞬身をかがめたような気がした。

気がした、と言うのは、少年の体が掻き消えたように消えたからだ。

跳躍したのか、と頭が理解したのはかなり後になってからだ。

とにもかくにも、少年は勢いよく跳躍したのだ。………手を繋いでいたあたしとともに。

「いっッ……!いィやああぁぁァァァ!!!!」

割と本気な自分の悲鳴をどこか他人事のように聞きながら、レンとあたしは絶叫(あたしの)の尾を引きながら飛ぶ。

天高い位置にあった、天頂の特別大きい葉は見る見るうちに近づいてきて───

あたし達は天頂の葉っぱの端っこに着地した。

まだ呆然としているあたしの前で、侵入者を排除すべく二メートル近いイモムシが毒々しい黄色の体を蠢かした。
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