5th 洞窟、そして仲間
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初
。
記憶の鎖が俺を縛り始めた。抵抗しようとするも、思い出されて行く記憶は容赦無く俺を縛る。足元がふらつく。
「うぅぅ...」
「大丈夫!?ナイン!どうしたの?」
「ぴきー!?」
心配してかけよってくる一人と一匹。
俺は二人にすべてを話した。
.
.
.
「ナイン、元の世界がどうであれ、この世界は違う。モンスターと仲間になれないなんてことはない!周りが忌諱することなんてないはずだよ!」
「何を証拠に「証拠なんてないよ!」」
「それでも、まずは周りを信じて見なきゃ。お父さんを、ミラを、ビアンカを、村の人達を見たでしょう?そんなことする人たちじゃない。しかもナインの話では、ナインは否定したりしなかったみたいじゃないか。周りもいえばわかってくれるよ。きっと。」
「リュカ...」
リュカの言葉は。俺の意識を変えたかもしれない。
「ぴきーぴきー」
このスライムは、仲間として見れそうな気がしてきた。
周りを信じる... あの時はどうせみんな同じだと、知り合いにも話さなかった。
信じて見るのもいいかもしれない
「リュカ... ありがとう。」
「そんな、お礼なんていいよ。言いたいこと言っただけだもん。それより、このスライムの名前なんにする?」
スライム...
「スラりんなんてどうだ?」
「ぴっききー!」
「嬉しそうだね。じゃあ、これにしようよ。」
こうして、スラりんと名付けられたスライムを仲間に加え、俺達は薬師を探すべく洞窟を進む。
[8]前話 [9]前 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ