5th 洞窟、そして仲間
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っ!ナイン!遅いよ!」
どうやらナイン君がきたらしい。
ナイン君とはリュカ君の同い年くらいの男の子で、数日前にこの村に落ちてきた。詳しいことはよくわからないが、そんな不思議な子だ。
「お、おい... リュカ、お前速すぎるぞ...」
「こんにちは、ナイン君。」
「あ、こんにちは。先日はどうもありがとう。」
敬語を少し使うようになったみたい。
「じゃあナインもきたし、もういくね。ばいばーい、ミラ!」
私は驚いて思わず転びそうになった。
リュカ君が初めて呼び捨てしてくれた...
「ミラ?大丈夫?」
「え、あ、大丈夫よ。またね、リュカ君、ナイン君。」
「ばいばーい。」
「じゃあn... さようなら。」
そう言って走り去って行く二人...
私は二人の背中を見ながら思った。
どこにいくんだろう...?
シスター・ミラside end
《サンタローズ 洞窟》
リュカSide
洞窟の前で見張りをしている人がいたから、ナインと後ろからポコっとやって寝てもらった。
洞窟の中には初めて入る。中はジメジメして寒い。だけど、ないんはもう何度か入ったことがあるらしく、慣れた手つきで松明を作って洞窟を照らした。
寒いのにも慣れてきて入り口からもだいぶ遠ざかってきた頃、余裕が出来て僕は鼻歌を歌った。
それが原因となったのか、モンスターが出てきた!
スライムに... これはトンネラー?
まだ戦ったことのない魔物だ...
ぼくがみがまえていると、隣にいたないんが松明を押し付けてきたと思ったら、勇ましい掛け声と共にモンスターたちに突っ込んだ。
「うりゃああああぁぁぁ。」
「うわっ...!!」
僕は思わず叫んじゃった。しかし、ナインは強かった。
振りかぶった剣の一撃でスライムを葬ると、横にいたモンスター達をなぐ。少し遠くにいるモンスターに剣を... 投げた!剣は当たったけれど、武器がない!
そうしている間にも、残ったスライムがないんに近づく。
どうしよう...
「ナイン!」
たまらず僕は叫んだ。すると...
「武器なんて必要ない!最後は拳で決めるもんだ!」
と言うと、スライムを殴り飛ばした。
スライムは動かなくなる... と思ったけど起き上がった!
僕とナインは身構えるが、スライムは近づいてきた。
「ぴきーぴきー!」
近づいてきたけど、襲おうとしているわけではないみたいだ。というか、友好的に見える。
「ピキキーぴきー、ぴきーぴーぴー」
「ナイン、このスライム敵意があるようには見えないよ。どうしよう。」
「放っておけばいいんじゃないか?」
しかし、僕たちが歩き出しても、ついてくる。
「もしかして、友達になりたいんじゃないかな?」
「え、そんなこと..「ぴききー!!」」
突然スライムが飛びついてき
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