科学と魔術
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レが勝つ方法はある。
だがそれは使いたくない
そこで疑問が浮かびそのままそれを口にした。
「オイ女、そんな力あんならここから逃げれただろ。何でまだここにいやがる」
「黙りやがれです」
「その首の爆弾もてめぇの能力がありゃ外せただろうに」
「黙れっつってんですよ!」
女の叫び声と共に周りの壁が、窓が、割れ始める。
床にもヒビがいっている。
これはオレの勝手な推測だがあの女一度逃げ出して捕まりトラウマがつくようなことをされたのだろう。それで逃げることが出来なかった。
女の年齢を考えるとその程度のことだと思う。
ならばそのトラウマである奴等をぶち殺せばこの女は自由になる。
そしてオレは超能力者という武器が手にはいる。
あれ?これ良くね?ヒーロー気取って手にいれるか、超能力者を
「そうだ、オレの所に来い、此処よりうまい飯は約束し――」
左腕に鉛玉がめり込む。
痛い、が特に問題はない。
それよりも問題はオレに銃弾をくらわせた男だ。
「余計なことしないでくれるかな対能力者。この道具は我々のものだ。手出しはさせないよ」
パンッ
乾いた音が鳴り響く。
腹に銃弾をくらったようだ。
あぁ服が勿体無い。
と言うかそろそろ痛いふざけんな畜生め。
「もう良い、お前ら死ねや」
「何を言っているのだね?死にかけてるのはそっちではないか対能力者」
オレは周りの罠を気にせずに立ち上がる。そのせいでもう一度体から血が滴る。
やっちまった痛い。
その様子を見ていた男はバカを見るような目でオレを見ていた。
いや、確かに今のオレはバカだが認めるけどさ。
ふぅ、と息を吐き男を真っ直ぐと捉える。
「じゃぁ死になさい対能力者。」
男は引き金を引く。
そうして放たれた銃弾はオレのもとへと進んでくる。
そしてそれはオレの胸を捉えていた。
しかしそれがオレに届くことはなかった。
「な、何だ、それは!貴様は無能力者なはず!その赤い雷はなんだ?!」
そう、オレの周りには真っ赤な雷が踊っていた。
「アァ、オレは無能力者だ。これは能力じゃねぇ」
「じゃ、じやぁそれは……!ちっ、No.6!」
男はNo.6に助けを求めるがその赤い雷に魅了され動けないでいた。
「こんのっ!役立たずがぁああ!」
男が吠えた次の瞬間、第10学区から1つの研究所が消えた。
そしてそこには一人の少年がいた。
「魔法名『Potentia absoluta000』。これは能力じゃねぇ――魔術だ」
そして、少女がいた。
「危ねーで
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