スーパーロボット大戦OGs
0098話
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「馬鹿な、ゲイム・システムだと!?」
スリサズと俺の通信内容を聞いていたハガネの部隊から動揺が伝わってくる。
それもは無理はないだろう。ハガネは前大戦でゲイム・システムを搭載しているヴァルシオン改と激闘を繰り広げたのだから。そして、リクセント公国のシャイン王女を助け出した。
それ故にそのシステムの危険性を誰よりも知っている。
だが俺は原作知識のおかげでベルゲルミルにゲイム・システムが搭載されているのを知っていた為、特に動揺もなく武器ラックからガン・レイピアを取り出す。同時に、ビームガトリング砲とリニアレールガンの砲身を展開。
「ふん、ゲイム・システムを起動させた僕にそんな攻撃が当たると思っているのかい?」
嘲笑を浮かべつつ通信をこちらに送ってくるが、こちらも口元に侮蔑の笑みを浮かべて返してやる。
「新世代の人類とやらは実力を示すのに行動ではなく、良く回る舌を動かすらしいな。さすが新世代。俺より実力は下でも、口の巧さは上という訳か」
「下等なヒト如きが、僕を馬鹿にする気か!?」
怒りの叫びと共に撃ち込まれるベルゲルミルのライフルだが、いくらゲイム・システムを使っているとは言え、頭に血が上っている状態では狙われてもそれ程危機感を覚えない。
と言うか、本当にこいつらが新人類だというのならこの頭に血が上りやすいのはどうにかした方がいいんじゃないだろうか。いや、確か原作ではオリジネイターと呼ばれているウルズ以外のマシンナリー・チルドレンは意図的に不安定な部分を与えられている筈だ。となると、こいつは正確には新人類ではなくて、新人類の為のテストケースなのだろう。
そんな事を考えつつも、機体を小刻みに動かしベルゲルミルの射撃を回避し続ける。
「新人類を自称する割には旧人類の俺を相手に一発も攻撃を当てる事が出来ないんだが、これは新人類の仕様か?」
「黙れ! 旧人類如きが新人類たる僕に意見するなんて100年早いんだよ!」
その叫びと共に、ベルゲルミルがその背に装備されている半円状の雷太鼓のようなものを展開する。その半円状の装備は空中で1つの円となり、ベルゲルミルを中心にして素早く回転、勾玉のようなものをこちらへと射出する。
「ちぃっ、アダマン・ハルパー展開、ナイン・テールモード!」
9条の鞭と化したアダマン・ハルパーを振り抜き、勾玉を4つまでは斬り裂く事に成功する。同時に頭部横に装備されたバルカンポッドからバルカンを発射。勾玉の1つを破壊する。残り1つ!!
「T-LINKシステム、フルコンタクト! 念動フィールド、最大出力!」
最後の1つの勾玉が、念動フィールドへと衝突する。その隙にアダマン・ハルパーを基本の大鎌状態へと戻し、勾玉を斬り裂く。
「馬鹿な、ヒト如きが僕の攻撃
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