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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
EpilogueYマイスターだ〜い好き?byアギト&アイリ
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っぱり残りたいという気持ちが僅かながら生まれる。だが、この先で起こるであろう聖王戦争には手が出せないため、結局は消えるべきだという結論に達する。私は消え、シグナム達は転生し、アギトとアイリはエリーゼ達に託す。アギトがルーテシアに逢えるかどうかには不安が残るが。問題はアイリだな。私の知る未来の次元世界にはこの子は居ない。別の戦争で、もしくはイリュリア戦争で死ぬ予定だったんだろうか・・・?
「少しずつだがベルカの歴史は変わってきている。きっとアイリだって生き残れるはずだ」
そう思う事しか出来ないのが腹立つ。しかし、それしか出来ないのが現実だ。ホットミルクを飲みほして、無理にでも乱れそうな精神を保たせる。
「なあ、神よ。どうして私にこのような人生を与えた?」
答えの無い問い。だから返答なども考えない。だが、
「それが、お前の運命だったからだ」
「っ!!??」
外から聞こえてきた、私がよく知る声。窓枠から外へと飛び出し、剣翼アンピエルを発動。夜天へと飛び立つ。先ほどの声の主はすぐに見つかった。ソイツは満月を背にし、ワインレッドのオールバックの髪を風に靡かせ、緋色の双眸で私を見下ろしていた。
「バンヘルド・・・!」
完全自立稼働人型魔道兵器・“戦天使ヴァルキリー”の第一世代ブリュンヒルデのシリアル03、
炎暁
(
えんぎょう
)
の槌、バンヘルド・ブリュンヒルデ・ヴァルキュリア。
私が救うべき子供の1人が、背中より放射状に広がるクジャクの尾羽のような20枚の翼――エラトマ・エギエネスを月明かりに照らさせ、
「神器王。約束の時は来た」
そう短く宣戦布告をした。
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