第50話
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、私はずっとその言葉の意味を、答えを考えていました。
そして今回の事件が起こり、私は気がついたらこの日本に来ていました。
私は何がしたいのか分からないのです。
ですから、あなたが傍に居れば何か答えが見つかると思って・・・・」
そこまで聞いた麻生はまた、ため息を吐く。
そして、ベットから立ち上がると衣装タンスを開けていつもの黒の服とズボンを取り出し着替えはじめる。
神裂が目の前にいる状況で。
麻生が突然、着替え始めるのを見て神裂は慌てふためいている。
「な、な、何をしているのですか!!」
「何って着替えているんだよ。
これからお前に着いて行くのに制服はまずいだろ。」
「だ、だからと言って私が目の前にいる時に着替えなくて・・・・今、何と言いましたか?」
「お前に着いて行くって言ったんだよ。
お前と行動をしていればステイルに何か言われても言い返す為の口実が出来るしな。
何より、今からステイル達と合流するのも面倒なんだよ。」
そう言いながら制服から黒一色の服に着替え終わる。
神裂は麻生の言葉を聞いて小さく笑い、立ち上がる。
「それではまずは「外」行かなければなりません。
私は魔術を使って此処に侵入しましたがあなたはどうしますか?」
「それなら心配ない。」
麻生は自分の部屋の扉のポストを開ける。
そこには学園都市の外出許可所とその書類が入っていた。
舞夏から預かった便箋の中にはそれぞれ二枚入っており、上条は麻生が来ると思い一応ポストに入れておいたのだ。
それが分かっていた麻生はそれを手に取って扉を開ける。
「それじゃあ待ち合わせは「外」でだな。」
麻生が学園都市のゲートを潜るとその先には神裂が待っていた。
「まずはこの先にある海岸まで行きます。」
「どうしてそんな所に行くんだ?」
「それは歩きながら説明します。」
神裂は麻生に背を向けて歩き出す。
麻生は小走りで神裂の隣に行くと歩きながら神裂の話の続きを聞く。
「ステイルはローマ正教の要請で、ローマ正教と協力してオルソラと「法の書」の奪還を命じられました。
禁書目録である彼女が呼ばれた理由は魔道書関連の事といえば分かるでしょう。」
「そしてその禁書目録を管理する俺と上条も呼ばれた訳だ。」
「その通りです。
そして、イギリス清教はステイルやあなたや上条当麻だけでは戦力不足と考え、騎士派から二一人の騎士達を此処に送り込んだのです。」
「騎士派?」
英国には三つの派閥と四つの文化を併せ持っている。
英国女王と議会の「王室派」、騎士団長以下の騎士団を含む「騎士派」、最大主教と信徒で成る「清教派」という三つ巴の命令系統に加え、それ
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