暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン VIRUS
休日1
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
いから、ゲツガ君でも持てるかわからないよ?」

「何言ってんだ。この世界で俺がもてないものなんて固定オブジェクトか、この城くらいだぞ」

 ゲツガは笑いながら言った。

「あっ、でも、今度はなんかかぶるか、顔が隠れるようにスカーフとか着けておけよ」

「何で?」

 ユキが分からないって言うように、隣のゲツガの方を見て首をかしげる。

「なんでって、俺ら結婚知ってる奴なんて、教会の関係者と名の知れない斧使い、それと血盟騎士団の幹部に少数の俺たちの知り合いだけだぜ。もし、ニシダさん以外が来て、知られるといろいろ面倒だろ」

「そっか。でも、この際だからもうみんなに知ってもらえばいいんじゃない?」

「うーん、それもいいけど、もう少しだけ隠そうぜ」

「分かった」

 そう言って、ユキはゲツガに抱きつく。

「ユキ、最近思うんだが、何故寝る時俺に抱きつく?別にいいけど」

「……ユイちゃんが消えてから、まだなんか嫌な感じがするの……ゲツガ君が、近いうちに消えてしまう……そんな気がして」

「大丈夫だって。前にも何度も言っただろ?お前をおいて、何処にも行ったりしないって」

「……そうだよね。ゲツガ君、優しいもん」

「まあ、優しいかは微妙だけどな。さてと、今日はもう寝るぞ。どうせ、明日もユイに会いに行くんだろ」

「うん。おやすみ、ゲツガ君」

「ああ、おやすみ」

 そして二人は眠りに着いた。そして、ニシダからのメッセージが届いたのは三日後のことだった。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ