休日1
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いから、ゲツガ君でも持てるかわからないよ?」
「何言ってんだ。この世界で俺がもてないものなんて固定オブジェクトか、この城くらいだぞ」
ゲツガは笑いながら言った。
「あっ、でも、今度はなんかかぶるか、顔が隠れるようにスカーフとか着けておけよ」
「何で?」
ユキが分からないって言うように、隣のゲツガの方を見て首をかしげる。
「なんでって、俺ら結婚知ってる奴なんて、教会の関係者と名の知れない斧使い、それと血盟騎士団の幹部に少数の俺たちの知り合いだけだぜ。もし、ニシダさん以外が来て、知られるといろいろ面倒だろ」
「そっか。でも、この際だからもうみんなに知ってもらえばいいんじゃない?」
「うーん、それもいいけど、もう少しだけ隠そうぜ」
「分かった」
そう言って、ユキはゲツガに抱きつく。
「ユキ、最近思うんだが、何故寝る時俺に抱きつく?別にいいけど」
「……ユイちゃんが消えてから、まだなんか嫌な感じがするの……ゲツガ君が、近いうちに消えてしまう……そんな気がして」
「大丈夫だって。前にも何度も言っただろ?お前をおいて、何処にも行ったりしないって」
「……そうだよね。ゲツガ君、優しいもん」
「まあ、優しいかは微妙だけどな。さてと、今日はもう寝るぞ。どうせ、明日もユイに会いに行くんだろ」
「うん。おやすみ、ゲツガ君」
「ああ、おやすみ」
そして二人は眠りに着いた。そして、ニシダからのメッセージが届いたのは三日後のことだった。
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