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茨の王冠を抱く偽りの王
06.攻略
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一発打つ。見事に命中。

「できれば殺したくない.....だから、来ないで」

兵士はやけくそと言ってもいいようにこちらに迫る。

「バカな人たち」

いのりが両手に銃を持ち腕をクロスさせて銃を連射する。

「いのりなんで」

「ほら、グズグズしてないでさぁ、早いとこ取っちゃてよ出番んでしょ。俺のヴォイドの」



コントロールルームへと侵入。

「うっ、真ん中」

「そうだ慎重にいけ、回転が止まったらふゅーねるが停止信号を書き換える」

集が集中している。

王様、とシオンがいきなり小さな声で話す。

「嫌な予感がする」

「嫌な予感?」

次の瞬間、銃声が響き渡った。

無数の銃弾はガイと集の間を通過する。
そこに現れたのはエンドレイブだ。

『ハロー、会いたかったよ恙神涯、僕をコケにした報い存分に受けてもらおうか』

エンドレイブが徐々に近づいてくる。

「ガイ!」

「お前は集中しろ!イバラ行くぞ!」

「おう!」

「王様、私を使って壊れるくらいめちゃくちゃに」

シオンの胸が光だす。

「使わせてもらう、君の魂を」

右手を突っ込み出てきたヴォイドはハンドガンのヴォイド。だが、先は拡声器のようかたちをしている。

『うぉぉおおぉ!!』

エンドレイブがデタラメに銃弾を打つ。

ガイはそれをよけながらエンドレイブに向かい走る。

「イバラ、そのヴォイドでこいつを撃て!!」

ガイはワイヤーを上にある鉄パイプにくくりつけ飛び上がる。

「うぉぉぉおお!!」

エンドレイブに向かい銃口を向け放つ。
すると音波のようなものが出て、飛んできた銃弾が全て下に落ちていった。
どうやら、このヴォイドは物体にかかる力を静止させるヴォイドのようだ。

俺はもう一度エンドレイブに銃口を向け、音波を放つ。
するとエンドレイブの動きが止まる。

『どうなってるんだ、動かない』

ガイは飛び上がり、エンドレイブの上に乗るとエンドレイブの首の辺りに複数、銃弾を打ち込む。

『うっ!このクソがっ!!』

エンドレイブが急に動きだし、銃を再び乱射。

エンドレイブが動きを完全に止める。

ガイ!、集が叫ぶ。

コアを確認するとさっきのエンドレイブの乱射の数発がコアにあったたようで、コアが砕けている。

『大変よ、ガイ!!』

ツグミの慌てた声が通信機に届く。

「どうした」

『ルーカサイト1の様子がおかしいの。このままだとルーカサイト1は質量のほとんどを保持したまま、東京に落ちるわ!!』




とりあえず状況を確認のため俺たちは地下から出て地上へと向かう。

その扉の前で、いのりは
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