BFO編ーダブル・マーシャル編ー
38.決勝波乱
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
き飛ばされたルートを今まで見たこともないくらいの怖い形相睨みつけている。
「痛ぇな!」
吹き飛ばされたルートが起き上がりこちらを睨みつける。
「ここで待ってて」
シュウは笑顔でこちらを向き、あたしの頭に手を乗せ、撫でる。
「すぐに終わらせてくるからさ」
シュウが体をルートの方に向ける。
刹那!!
一瞬のうちにシュウが駆け出す。
「おりゃぁぁぁ!!」
雄叫びをあげ、両腕の手刀をルートに向けて斬り込む。
(相手に隙を与えるな!!技すら使わせる隙を与えるな!!)
嵐の如き攻撃を繰り出し続ける。.......が、次の瞬間.......体が急激に重くなる。体勢が崩れ、ルートが両腕が赤く光る。
「クッソ......!」
「これで終わりだ........直葉はもらっていくぞ、如月」
(こんなんで終わらせるかよ!!)
「うぉぉぉぉぉ!!」
雄叫びとともに、再び世界から色が消え去り、ネガ反転した世界が広がる。遅く振り下ろされる、ルートの拳。その拳を手刀で迎え討つ。拳と手刀が触れ合った瞬間、世界に色が戻る。そして、手刀が拳を弾く。
「なに!?」
「おりゃぁぁぁ!!」
弾き飛ばした瞬間、手刀を消し右腕を後ろに引く。右腕が青白い光りを纏う。そしてそのまま拳を前へと突き出す。
単発攻撃《ストレートショット》
青白い光の拳がルートの顔面をえぐる。
「グッァ!!」
地面で悶えるルート。
「これで終わりだ.........ルート」
「この程度で.......終わらせるかぁぁぁ!!」
雄叫び.......いや、叫びのような声を上げながら立ち上がり俺に向かって突っ込んでくる。
するとさっきまでとは比べものにならないような重さが体を襲う。
(こいつ......もうお構いなしか.......)
「不正がばれてもいいのかよ.....」
「お前を倒せればそれでいいはわぁ!!」
ルートから拳が振り下ろされるが.......外れる。多分、俺の拳が目に当たったようで視界がボヤけているのだろう。
「テメェがその気なら........俺も.....!!」
重い体を無理やり動かす。手刀を発動させる。
(この世界でも出来るはずだ!!)
さらに手刀を発動させた両腕を後ろに引く。黄金色の光の内側に緑色の光が纏われる。そして右と左の手刀を交互にルートの体を高速突き刺す。
二手刀・ラッシュ複合ソードバトルスキル《連炎銃(バースト・ガトリング)》
いくらあいつのスキルが俺の体を重くしようとも......この世界の主体となっている《バトルスキル》によって起きるシステムアシストにまでは干渉出来ない。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ